即戦力!トラベルヒンディー語


旅行者が使う事をある程度想定して作られた参考書。
ただし真面目に勉強するようにも使える。
目次としては細かく分かれているように見えるけれど、実際は文法のセクションと場面別のセクションの二つと思っておけば良い。

総評: CDがついていないのが致命的。他は悪くない出来。

文法のセクションは基本文型の解説があり、それに単語を置き換えていろいろ使える、という類。
構文を把握するのにはとても良い。

場面別のセクションは対話が何種類かあり関連語彙がある、という所。
この対話はかなり使うシーンを良く考えられていて、また同じシチュエーションでも展開の違うパターンが用意されていたり、と実際に使う時に参考になりそうな作りでした。
ただ、実際に使うシーンで言いたい文を探そうとしてみると、意外と見つからない。
これは教材のせいというよりは、そういう本を作るというのは難しい、という事なんじゃないか、と思っています。
そういう目的でのヒット率という点では、期待をかなり下回ったけど良く頑張っている、というのが印象でした。

内容が少し古い。いまどきRs. 10でクルタは作れない!とかそういう事は良く思いました。

後半は文法の解説などはほとんど無く、前半の文法のセクションもどちらかといえば例文暗記系で理屈の説明は少ない。
少ししか時間が無く突然使う為の丸暗記か、よそで基礎を終えた人がふくらませるのに使う本、という印象です。

私はダイアログ型の入門書としてニューエクスプレスヒンディー語をやるつもりだったので、補完の為に会話集のような物を買おうとして購入しました。
一応そのもくろみは達成出来た気がします。ただ、CDが無いのはやはり辛い。
今戻れるならこの本は買わず、CDつきの本を探します。

関係ないけど挿絵とかコラムがちょっといい感じです。インドっぽさが出ていて楽しい。

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最終更新:2011年09月28日 23:08
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