WebTobin


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ビジョン

匿名掲示板にもグラフを!

動機


経済学の勉強においては、実際のデータに触って、いろいろ試行錯誤してみるのが大切だ、という事は良く言われています。
皆もいろいろなサイトからデータを集めては、Excelなどでグラフを書いたり集計したりしている事でしょう。

この作業はとても大変、という類の物ではありませんが、少し面倒です。
また、実際にいじってみる為の準備としてのデータの加工は、だいたい同じ作業です。
主要なデータについては皆が同じファイルを元に、同じ作業をして手元に持っている事でしょう。
私も毎年新しい統計に対して同じような作業をしていて、非常に無駄だなぁ、と感じています。
このような作業は、誰か一人がやればいいと思うのです。

また、何故実際のデータに触ってみる事が大切、などと言われるのでしょうか?
それは実際のデータを触ってみるのが面倒で、触っていない人がどこかには居るからだと思うのです。
触ってみる事は大切ですが、面倒を耐えるのが大切なのでは無いはずです。
実際のデータを触ってみる事が大切なのなら、皆がそれを当然するように、もっと簡単に出来るようにしたら良いと思いました。

また、他人のblogなどで経済のグラフなどが書かれている時に、それを追試する為の作業というのも少し面倒です。
大抵は公共のデータを元にしていて、その分析自体もそれ程秘匿しておきたいような物でも無いにも関わらず、blogの書き手の行った作業は当人の手元だけに残ってしまいます。
そういう作業を共有する、何らかの方法があったらいいなぁ、と思いました。

さらに、いちごBBSなどの匿名掲示板で経済の話が議論される時に、具体的なグラフのやりとりのような物はあまりありません。
各自が手元にデータを持っていて、それなりに双方が普段から触っている事を前提に話が行われる事はあるのですが、それはベテランでは無い私のような人にはついていくのが非常に難しい。
匿名掲示板で経済のデータやそれにたいする分析が共有されるような、そういう手段を提供したい、と思いました。

ソリューション


URLさえ知っていれば、データが扱える、というのが望ましい姿だと思います。
だから、データを、webのサービスで公開するのが自然でしょう。
経済の統計なら、主要な物はそれほど多くはありません。
さしあたって私が普段扱っている程度の範囲でも、十分意味のあるサービスになるでしょう。

データ集めは非プログラマも十分に出来る作業です。
そこで専用のサービスを作るのでは無く、Google Spread Sheetでcsv公開していく事にしました。
経済統計CSVに詳細を記してあります。

また、そのデータに対して基礎的な処理を施してグラフを書く、というようなwebアプリケーションがあれば、その過程をスクリプトとして共有する事が出来ます。
そのスクリプトが公開されれば、他の人も同じwebアプリケーションを使って完全に同じ物が再現出来るようになります。
自分の持っていないソフトで解析している、というような事で、再現が出来ないという問題も無くなります。
そのスクリプトを蓄積していく事で、似たような分析をする時の出発点となるようなスクリプトが容易に入手出来るようにもなるでしょう。

この目的には、簡単な算術演算とgnuplotのような機能を合わせもつソフトウェアがあれば良い訳です。
良く使われている統計解析ソフトRなら、この目的に十分な機能があります。
実際に経済統計を扱うというだけなら、Rは明らかに機能が大きすぎますが、必要なサブセットは十分個人で実装出来る範囲におさまりそうに思えます。
既に良く知られている環境のサブセットである事は、利用者の学習の必要性を下げるし、またドキュメントの必要性も減らします。
Rという言語はこの手の処理を極めて短く書く事が出来るので、目的にも合っているように思えました。
だからRのサブセットを実装する事にしました。
このwebアプリケーションをRの一つ前のQ、という事でWebTobinQという名前にしました。

その他、スクリプトとその結果のグラフを共有するBBS、WebTobinBBSというのも考えましたが、当面は必要ならばお絵かき掲示板などで保存していけばいいと思い直し、と当面実装はしない事にしました。


現実的な目標

  • 優先度高: 普段blogなどで良く見かけるマクロ経済のグラフの8割くらいの再現
  • 優先度低: 基礎的なマクロ経済学の論文の計算の再現。行列の特異値分解とn乗計算とか。

当面はblogなどで見るグラフを再現してみて、足りない物を足していく感じにする予定です。
実装方針としては、必要になるまでは実装しない。

夢想している展開

マクロ経済に関わるデータが自分以外の誰か、欲を言えば元データを公開している公共機関自身がなんらかのwebサービスで公開するようになる。
しかもそういうwebサービスの何らかの標準が出来て、皆それに従ってくれて使う側の対応は一種類でOK。
上記のような問題が過去の物になる。

WebTobinという名前の由来


WebTobinというprefixはシステム全体の名前です。
この名前は、
  • これを考えた時にちょうどTobinの論文を読んでいた
  • 一目で経済関係のシステムだと分かる名前にしたかった
  • web上での共有に力を入れているというのも名前から分かるようにしたかった
  • googleで簡単に検索出来るようにしたかった

というあたりから決めました。最初はWebケインズにしようと思ったのですが、ケインズはいろいろな所で使われすぎていて、経済とは違う物を想定しやすそうに思えたのと、なんとなくかっこ悪かったのでWebTobinに変更しました。当然ですが、私がTobinのファンだ、という事も関係しています。
以下のインタビューが好き。
http://d.hatena.ne.jp/himaginary/20080708/1215513288

Rの一文字前を選んだらTobinのQになった、という偶然もちょっと面白かったので、なかなか気に入っています。
ただ、もともとはWebTobinQ, WebTobinServer, WebTobinBBSの3つのサービスをあわせてWebTobinシステムと呼ぶつもりだったのですが、WebTobinServerはGoogle Docsで代用する事にしBBSは未実装なので、WebTobinとWebTobinQは現時点では実質同じ物です。
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