セッション10-3仮原稿戦闘開始まで

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GM/貴音 さて、あなた方は穢れた欠片についての情報収集をし、 その甲斐はありましたが、決定的な情報を得る事なく ひまわり園に戻ってきました。 SM/やよい そんな時、マーチが穢れた欠片の情報と引き換えに、 姉様、つまりワルティエを止めてくれという取引を 持ちかけてきましたね。 響 自分はあの二人に対して悪感情があるから、素直には その言葉を信じられないぞー。 千早 私も、ひまわり園にドレイクが潜入していたという 事実に動揺していると思うわ。 真 まずは、穢れた欠片について質問するのがベターだと 思うんだけれど、それには応じてくれるかな? SM/やよい はい。穢れた欠片について質問されると、マーチは こう答えます。 マーチ/やよい 穢れた欠片は、姉様が作った物なんです。 それをばら撒いたのも、姉様と、その指示を受けた 私のふたりです。 リコット/律子 つまり、私達が追っていた穢れた欠片事件の犯人は、 あなた達ということね……! ビート/響 それがよくも自分達の前に顔を出せたな……! ケイト/真 待って、ふたりとも。もっと話を聞こう。 ミァム/春香 マルティエ。私達は穢れた欠片によって多くの被害を 受けたひと達を見てきた。すぐにあなたを信用する ことはできないよ? マーチ/やよい そうですよね。欠片をばら撒いた片棒を担いだのは、 私なのですし……。 姉様を止められなかったのも。私の責任です……。 ティア/千早 止められなかった、というのは、あなたはこの事件を 起こすことに賛成ではなかったということかしら? マーチ/やよい はい……。姉様は功を焦っていたんです。 ガンフォア家での地位を上げる為に、だから私とふたり だけでラスベートを落とす為の策として……。 ビート/響 穢れた欠片を使ったというわけか。 ティア/千早 それで、あなたはどうしてこのひまわり園に居たの? というか、何故ドレイクであるあなたがここに居られて いるのか質問させてちょうだい。 マーチ/やよい それは、今の私が魔剣を持たないドレイクだからです。 魔剣が無ければ守りの剣の領域にも入れると、 姉様に剣を……。 ビート/響 折られたっていうのか!? ドレイクの誇りである、 自分の魔剣を!? マーチ/やよい それでも、姉様の為ならと我慢できました。 けど、姉様は穢れた欠片を自分に投与してしまって、 尋常じゃなくなってしまってるんです……。 リコット/律子 穢れた欠片は、剣の欠片による強化と凶暴化、 それと周囲への影響を与える効果を持つのよね。 それを蛮族が自分に投与すると、どうなるの? マーチ/やよい わからないんです。まだデータが取れていない、 未完成のアイテムなんです。適合しすぎた対象が レブナント化してしまう症例もありましたし……! ミァム/春香 この間のヌシやシーサーペントと同じようなことに なってしまうかもしれないってわけだね。 マーチ/やよい 話を少し戻しますが、ひまわり園に居た理由は、 守りの剣が一本足りないという情報の真偽を確かめる 為に、私が斥候として潜入したからです。 ティア/千早 ……一つ聞かせて欲しいのだけれど。 園の皆に何か悪さをしていないでしょうね? マーチ/やよい そんな! 皆、怪我をしてお腹を空かせた私に よくしてくれました。とっても優しくて、 あったかくて……、それで……。 ティア/千早 ……。 マーチ/やよい あんなに温かく接してもらえたことなんて、 姉様にさえなかったから……。 ティア/千早 そう……。 ケイト/真 どうする、みんな? これは罠かもしれない。 けれど、一連の事件の犯人に繋がるたった一つの 手がかりになるかもしれない。 リコット/律子 虎穴に入らずんば虎児を得ず。 犯人を止められるなら、多少の危険は飲みましょう。 ビート/響 ただしマルティエ。自分はお前を信用した訳じゃない。 事件が終わったら、然るべき場所へ出頭するんだ。 良いな? マーチ/やよい はい……。 ビート/響 ワルティエについても、止める方法いかんによっては 命の保証はできない。それでもいいんだな? マーチ/やよい 万が一レブナントになってしまうよりは、 名誉の戦死となる方がまだましですから……。 リコット/律子 ならばマルティエ。あなたの姉の所へ案内しなさい。 罠だったら、なんとしてもあなたを拘束します。 マーチ/やよい はい……。 GM/貴音 では、あなた方はマーチの言う通りにワルティエの 元へと行くのですね? 律子 どう見ても罠。けれど、それを突破しないことには、 この事件が終わらなそうだから。 千早 PLとしてはまだマーチを疑っているんだけれど、 PCとしてはひまわり園の皆が信用したマーチの事を 疑いきれないのよね……。 響 とりあえず、飛び込んで見るしか方法はなさそうだ。 SM/やよい では、マーチはあなた方をラスベート付近の森へと 案内します。道中に罠はありません。 どうしてもと言うなら探索判定を許可しますが? 春香 無い、と言われたらわざわざ振りはしないかな。 ただ、いつでも戦闘状態に入れるように警戒は しているよ。 真 ボクもビートのペガサスに搭載状態になっている。 いつでもマルチアクションが使える状態だよ。 響 自分は自分に熱狂の酒を使って、ペガ三郎に 熱狂の飼い葉を食べさせておくぞー。 いつでも臨戦態勢だ。 SM/やよい そうですか。そうして森の中を進んで行くと……。 GM/貴音 ――そこには、ぼんやりと立ち尽くすドレイクの姿が。 みんな !? SM/やよい さぁ! 危険感知判定を振ってください! 目標値は秘匿します! 危険感知判定 ビート 2d+10 → 1,3+10=14 ミァム 2d+9  → 2,2+9 =13 SM/やよい その出目ですと失敗です! ふと気が逸れた瞬間、 マーチは影の中に消え、その直後ドレイクの横に 現れます! マーチ/やよい 姉様! 敵襲です! 裏切り者が襲ってきました! ビート/響 やっぱり罠だったのか! マーチ/やよい 信じずとものこのこやってきたあなた方はバカですよ。 裏切り者が楽しそうにお仲間達と情報収集ごっこ? ふざけてるんじゃないですよ! GM/貴音 突如として豹変したマーチ。 その表情は先ほどまでのおどおどした物ではなく、 邪悪さに満ち溢れた表情となっています。 マーチ/やよい でも、冥土の土産に教えてあげます。 穢れた欠片の作り方を。 そもそも凶暴化、強化が目的じゃないんです。 マーチ/やよい 剣の欠片に穢れを付与する触媒。それはね。 デモンズシードなんですよ。 マーチ/やよい それもただのデモンズシードじゃありません。 土壌から芽吹くだけでなく、周囲の土地そのものさえ 変質させるくらいに深く入り込むんです。 マーチ/やよい 影響を与えすぎると宿主をレブナント化させてしまい ますけれど、それはそれで別にいいですよね。 混沌がばら撒けることに変わりはありませんし。 マーチ/やよい また、穢れた欠片を使うことによって蛮族も魔神の 苗床にすることができる。自由に操ることができる。 その場合魔神の苗床の効果は見込みにくいですが、 マーチ/やよい こうやって操り人形を作る分には十分なんです。 ――ああ、なんかお喋りも飽きちゃいました。 マーチ/やよい さあ姉様! ガンフォア家を裏切り人族についた 裏切り者、ガンフォア家の面汚し、ビーティエですよ。 ワルツ/貴音 ああ、ビーティエ……。ガンフォア家の面汚し……。 マーチ/やよい 殺しちゃってください、姉様。そのために姉様には 特別多くの穢れた結晶を投与してあげたんですから。 ビート/響 全部、出会ってから言っていたことは嘘だったって わけか! マーチ/やよい 一瞬でも信じたんですか? あんな与太話を? あっはっは♪ それこそお笑いですねぇ? バカじゃないですか? ビーティエぇ? ビート/響 マーチぃいいいいいいいいいい! マーチ/やよい 姉様でお人形遊びするのも、あなた達と喋るのも 飽きちゃいました。お人形同士、最後はぶつけあって 壊して遊びますよね? ワルツ/貴音 ビーティエ、ビーティエ、ビーティエぇぇええええ! マーチ/やよい あははははは! 精々殺しあって、楽しませてくださいよ! GM/貴音 そうマーチが宣言すると同時に、ワルティエの影から 竜のような魔神と、ガス状の魔法生物が現れます。 さあ、魔物知識判定をして戦闘開始ですよ!

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