隠しページ6-3草案

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GM/貴音 ここではイベントチェックは行いません。代わりに、 本筋となるシナリオが進行するイベントが発生します。 NPC決定のみ、賽を振ってください。 春香 じゃあ、行きますね。それっ。 ……[5,5]でした。威力表で欲しかったなあ。 GM/貴音 ふふ、そう上手く事は運びませんよ。 (苦り切った表情にする) ……そう、このように。 真 何か、よくないNPC引いちゃった……? GM/貴音 ……まあ、演技に入っておきましょう。 むしろ、いい機会であると言えます。 GM/貴音 活気に溢れた下町と、賑やかな市場。 それがここゴールドコースト中央の表の顔です。 ですが、ひとたび大通りをはずれた場合……。 GM/貴音 そこは荒れた街並みとならず者の闊歩する裏の顔。 無知な者、不注意な者は、その大きく開かれた口に 咬みつかれるかもしれません。そう、彼のように。 チンピラ/貴音 ねぇオジサーン、俺らにちょっと小遣いくんねぇ? チンピラ/春香 ちょっと賭けポーカーでスっちゃってさあ? 夕飯食べる金もないんだよねー。 チンピラ/千早 人助けと思ってさー? 金、持ってんだろぉー? ドワーフの男性/貴音 ええい、お前らのようなドサンピンにくれてやる金など 1ガメルも無いわい! 自分で仕事して稼いでこんか! ドブさらいくらいなら斡旋してやるからのう! チンピラ/春香 あ"ぁ!? ッメたことッてんじゃねッぞラァ! ッろすぞッソジジィ! GM/貴音 ……ええと。ご協力ありがとうございます。 ということで、ドワーフの男性が下郎に絡まれている ところをあなた方は偶然路地裏で見つけます。 律子 どうするか、なんて聞かなくていいわよ。 もちろん割って入るわ。 千早 ゴールドコースト中央のチンピラというなら、 『街道の赤い焔』のことも知ってるだろうしね。 >毎回『街道の赤い焔』って言うの、舌がつりそうだね。 >略しちゃおう。かいあかっ! でいい? >どこのラノベよ。素直に『焔』でいいわ。 ビート/響 お前たち、そこで何をしてるんだ! ケイト/真 よってたかって一人を襲うなんて、それでも男なの? とてもじゃないけど、立派とは言えないよね? チンピラ/貴音 んだッラァ! メスガキが何吹いてやがんだァン!? おめぇら! こいつらから砂にすんぞ! チンピラ/はるちは へいっ、兄貴! ティア/千早 あ、そうだ。あなた達、『街道の赤い焔』について 何か知らないかしら? チンピラ/貴音 俺らがその『街道の赤い焔』だっつの! 舐めたクチききやがって……! リコット/律子 おじさん、今のうちにこっちへ下がってください! ミァム/春香 周囲に伏兵は……、居ないね。 見張りもなしに、よくやるよね。 おじさん大丈夫? 怪我とかない? ドワーフの男性/貴音 お、おう、特にないが。 チンピラ/貴音 ちんたら喋ってんじゃねえぞッラァ!? あーもーブチ切れた! 半殺しにしてやんよォ! GM/貴音 というわけで、激昂した下郎との戦闘です! ボスではないので、通常の魔物決定表をどうぞ! なお、種別は人族ですよ! 真 えーと、1d+1を二回振って……、7と4。 数字が高いほど強い敵が出るんだよねぇ。 GM/貴音 では魔物知識判定ですね。 その出目ですと、人族が三人で、二種類になります。 剣を持っている者と魔術師風の者たちですね。 まもちき 剣使い ビート [3,3]+7 =13 ケイト [3,3]+0 =6 ミァム [2,1]+0 =3 ティア [4,5]+4 =13 リコット[6,3]+8 =17 魔術師 ビート [5,3]+7 =15 ケイト [4,4]+0 =8 ミァム [4,5]+0 =9 ティア [2,3]+4 =9 リコット[6,6]+8 =20 GM/貴音 それでは――戦闘省略です! みんな えーっ!? GM/貴音 冗談ですよ。さ、先制判定をして、始めましょう。 しかし戦闘省略! ビート/響 ふっふーん! 自分を倒したかったら、 エルダージャイアントクラブでも連れてくるんだな! ミァム/春香 うーん、銃の調子が悪いなあ。二回も弾詰まりしたよ。 千早 C値9って、よく回るわね。 メインが尻尾だから、昼間の人目がある所しか使う予定 は無いけれど。 >酷いよね、ビートが腕利きの傭兵を抑えて。 >後衛にケイトとティアがなだれ込んで。 >速攻で一人気絶して。 >そこから始まる一方的な試合。 GM/貴音 毎回回しておいて言いますか……。 まあ、良いでしょう。戦闘後のあなた方の立ち位置は、 いつも通り一塊でよろしいですか? 律子 えーっと、そうね。一通りごろつきを縄で縛って、 とりあえずどうしようか、って状況だと思うし。 GM/貴音 なるほど。ではあなた方が下郎達を縄で縛り終えると、 先ほどのドワーフの男性が礼を言ってきますよ。 ドワーフ/貴音 ありがとうな、お嬢さん方。 このアホ共に絡まれて、困っとったんじゃよ。 ミァム/春香 困ってるひとを見過ごしたらいけないからね。 ニールダ様もティダン様もお義父さんもよく言ってるし。 ドワーフ/貴音 ふぅむ? 今時感心なお嬢ちゃんじゃのう。 お父上も立派な方のようじゃ。 うーむ……。装備も中々、大したもんじゃのう。 千早 そうだ、四条さん。ティアはラスベート在住なんだし、 見識判定でこのひとを知ってるか試していいかしら? GM/貴音 どう名乗った者か悩んでいたところですから。 むしろこちらからお願いしてもよろしいですか? ティア/千早 (そう言えばこのひとって……。  ……ああ、やっぱり。あのヒゲ、間違いないわ。  黄金の誘い亭のガレドさんだわ。) NPC紹介 "黄金を分け与える"ガレド・ランカース。 ラスベートでも屈指の賑いを見せる冒険者の店、 『黄金の誘い亭』の店主。冒険者は稼いでナンボ! 真 冒険者の店の、マスター……? >なん、だと……? みたいな言い方だったな。 千早 とりあえず、今気づいたことをリコットに伝えるわね。 律子 じゃあ、それを聞いたリコットは血相を変えて、 でも強いて小声でこう言うわ。 リコット/律子 ビート、そのひと、守って! ビート/響 え、あ? う、うん! 任せろ! (ガレドに【かばう】宣言) 春香 で、私はそんなみんなの様子には気づいてないんだね。 ひと戦闘終えた後だし、おじさんと喋ってるし。 ガレド/貴音 うーむ、そうじゃのう。 お嬢ちゃんら、ウチの店で働かんか? ミァム/春香 おじさんのお店って、どんなところなの? ガレド/貴音 おう、ラスベートでも一、二を争う程に大規模な、 『冒険者の店』だぞ! お嬢ちゃん達ならきっと、 すぐに立派な冒険者になれるだろうよ! ミァム/春香 ……えっ? (長めの時間を) 真 うん、まあ、こうなるよね……。 村娘の中でもミァムは一番冒険者を嫌ってるっぽい RPをしてきてるけれど、どうする、春香? 春香 うん……、冒険者は大嫌い、っていうか、怖いんだよね。 千早 村の様子を聞くに、確かに冒険者とは相性が悪いとは 思うけれど、ミァムはちょっと異常よね。 何があったかは、リコットが知ってるんだったかしら。 律子 そう、ケイトでさえ知らない話よ。 ミァムが村にやってきた時のことなんだけれどね。 春香 ――そう、それは、十一年前の、雨の日のことでした。 みんな はい。 >みんなどうして神妙な顔になったんだ……? >そういう響だって……。 >回想シーンと奥義演出はこうするのが作法ですよ。 春香 回想シーンですよ、回想シーン! 春香 あの日、私はとある森の中を走ってたんだ。 怖さのあまりこぼれ落ちる涙を拭く余裕も無く。 後ろを振り返り振り返り、ね。 春香 遠くからは、人族のものと思われる怒号、そして罵声。 私は、冒険者に追われていたんだ。 斥候として人里の近くを通っていたのを見つかって。 冒険者/貴音 『どこへ行った!?』 『追え、まだ遠くには行っていないぞ!』 『汚らわしい蛮族め、浄化してくれる!』 律子 現在の同族である蛮族からは囮として使い捨てられ、 かつての同族である人族には追いたてられる。 半人半獣の少女は、とうとう木の根に足を取られ……。 春香 ぬかるんだ地面に顔から飛び込むように、私は倒れた。 けれど寝転がってはいられない。 這うようにして、木の陰に身を隠したよ。 冒険者/貴音 『蛮族は残らず駆除しろ!』 『ガキだろうと容赦するな、いずれ必ずや害を成す!』 春香 転んだ拍子に挫いた足が、ジンジンと痛む。 立ち上がろうとしても、もう身体は言うことを 聞いてくれなかった。 ミァム/春香 『来ないで、来ないで……。』 春香 いくら息を潜めても、心臓の鼓動がうるさくて。 噛みあわない歯はいつまでも音を立てていて。 これで気づかれるんじゃないかって。 冒険者/貴音 『よし、足跡があった!』 『でかした! 追うぞ!』 春香 ああ、気づかれた。もう駄目なんだ。 物心つく前にさらわれて、気づいた時には蛮族で。 そうして訳も分からず死んでいくんだ。そう、思った。 まこひびちはたか そう、その時だった! 真 冒険者たちは、少女を見つけるか否か、という瞬間に 何か気がかりな物を見たような気がした。 響 それは、えーとえーと、追っていた相手とは違う 蛮族の姿だった! ……でいいか、千早? 千早 大丈夫よ。そうね、それに気を取られた彼らが 一歩踏み出した先には、落とし穴があったわ。 その中には、大量の馬糞が! 冒険者/貴音 『うわっ、なんだこれ!』 『馬糞だ! 汚え!』 『おい、どうしたお前ら!?』 真 残ったひと達も、今度は一歩後ずさった先に 仕掛けられていたロープに足を掬われ、逆さ吊りに! >回想だからって、好き放題なさいますね……。 >そういう貴音も、ノリノリで負けロールしてるじゃないか。 千早 そんな冒険者たちのところへ、一人のリルドラケンが 顔を出したわ。 リンド/千早 『おぅ、獣用の罠になんかかかったと思ったら、 冒険者さんじゃないか。困るよ、それ仕掛けるのも 結構手間なんだからさ。』 冒険者たち/貴音 『ふざけんな! こっちは蛮族を追ってるんだよ!』 『さっさと下ろせ!』 リンド/千早 『蛮族だぁ? どこに居るんだよ。  俺ぁさっきから一人でこの森ン中散歩してるけど、  出会ったのはあんたらだけだぜ?』 冒険者/貴音 『お前、蛮族をかばってるんじゃないだろうな?』 リンド/千早 『かばうもなんも、誰も見てねえっつうの。  なんならバニッシュでもするかい?  蛮族が化けてるかもしんねえもんな?』 冒険者/貴音 『……チッ、いいよ、どうせマナの無駄になる。』 『おっさん、この雨ん中だと迷うかもしれない。  できたら森の外まで案内頼んでいいか?』 リンド/千早 『俺ぁまだそんな年食ってねぇんだがな。 まあいいや、それくらいはお安い御用だ。 この森は獣用の罠が多いから、あんま入るなよ?』

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