「隠しページ6-3草案」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら
「隠しページ6-3草案」(2011/10/29 (土) 21:42:27) の最新版変更点
追加された行は緑色になります。
削除された行は赤色になります。
GM/貴音
ここではイベントチェックは行いません。代わりに、
本筋となるシナリオが進行するイベントが発生します。
NPC決定のみ、賽を振ってください。
春香
じゃあ、行きますね。それっ。
……[5,5]でした。威力表で欲しかったなあ。
GM/貴音
ふふ、そう上手く事は運びませんよ。
(苦り切った表情にする)
……そう、このように。
真
何か、よくないNPC引いちゃった……?
GM/貴音
……まあ、演技に入っておきましょう。
むしろ、いい機会であると言えます。
GM/貴音
活気に溢れた下町と、賑やかな市場。
それがここゴールドコースト中央の表の顔です。
ですが、ひとたび大通りをはずれた場合……。
GM/貴音
そこは荒れた街並みとならず者の闊歩する裏の顔。
無知な者、不注意な者は、その大きく開かれた口に
咬みつかれるかもしれません。そう、彼のように。
チンピラ/貴音
ねぇオジサーン、俺らにちょっと小遣いくんねぇ?
チンピラ/春香
ちょっと賭けポーカーでスっちゃってさあ?
夕飯食べる金もないんだよねー。
チンピラ/千早
人助けと思ってさー? 金、持ってんだろぉー?
ドワーフの男性/貴音
ええい、お前らのようなドサンピンにくれてやる金など
1ガメルも無いわい! 自分で仕事して稼いでこんか!
ドブさらいくらいなら斡旋してやるからのう!
チンピラ/春香
あ"ぁ!? ッメたことッてんじゃねッぞラァ!
ッろすぞッソジジィ!
GM/貴音
……ええと。ご協力ありがとうございます。
ということで、ドワーフの男性が下郎に絡まれている
ところをあなた方は偶然路地裏で見つけます。
律子
どうするか、なんて聞かなくていいわよ。
もちろん割って入るわ。
千早
ゴールドコースト中央のチンピラというなら、
『街道の赤い焔』のことも知ってるだろうしね。
>毎回『街道の赤い焔』って言うの、舌がつりそうだね。
>略しちゃおう。かいあかっ! でいい?
>どこのラノベよ。素直に『焔』でいいわ。
ビート/響
お前たち、そこで何をしてるんだ!
ケイト/真
よってたかって一人を襲うなんて、それでも男なの?
とてもじゃないけど、立派とは言えないよね?
チンピラ/貴音
んだッラァ! メスガキが何吹いてやがんだァン!?
おめぇら! こいつらから砂にすんぞ!
チンピラ/はるちは
へいっ、兄貴!
ティア/千早
あ、そうだ。あなた達、『街道の赤い焔』について
何か知らないかしら?
チンピラ/貴音
俺らがその『街道の赤い焔』だっつの!
舐めたクチききやがって……!
リコット/律子
おじさん、今のうちにこっちへ下がってください!
ミァム/春香
周囲に伏兵は……、居ないね。
見張りもなしに、よくやるよね。
おじさん大丈夫? 怪我とかない?
ドワーフの男性/貴音
お、おう、特にないが。
チンピラ/貴音
ちんたら喋ってんじゃねえぞッラァ!?
あーもーブチ切れた! 半殺しにしてやんよォ!
GM/貴音
というわけで、激昂した下郎との戦闘です!
ボスではないので、通常の魔物決定表をどうぞ!
なお、種別は人族ですよ!
真
えーと、1d+1を二回振って……、7と4。
数字が高いほど強い敵が出るんだよねぇ。
GM/貴音
では魔物知識判定ですね。
その出目ですと、人族が三人で、二種類になります。
剣を持っている者と魔術師風の者たちですね。
まもちき
剣使い
ビート [3,3]+7 =13
ケイト [3,3]+0 =6
ミァム [2,1]+0 =3
ティア [4,5]+4 =13
リコット[6,3]+8 =17
魔術師
ビート [5,3]+7 =15
ケイト [4,4]+0 =8
ミァム [4,5]+0 =9
ティア [2,3]+4 =9
リコット[6,6]+8 =20
GM/貴音
それでは――戦闘省略です!
みんな
えーっ!?
GM/貴音
冗談ですよ。さ、先制判定をして、始めましょう。
しかし戦闘省略!
ビート/響
ふっふーん! 自分を倒したかったら、
エルダージャイアントクラブでも連れてくるんだな!
ミァム/春香
うーん、銃の調子が悪いなあ。二回も弾詰まりしたよ。
千早
C値9って、よく回るわね。
メインが尻尾だから、昼間の人目がある所しか使う予定
は無いけれど。
>酷いよね、ビートが腕利きの傭兵を抑えて。
>後衛にケイトとティアがなだれ込んで。
>速攻で一人気絶して。
>そこから始まる一方的な試合。
GM/貴音
毎回回しておいて言いますか……。
まあ、良いでしょう。戦闘後のあなた方の立ち位置は、
いつも通り一塊でよろしいですか?
律子
えーっと、そうね。一通りごろつきを縄で縛って、
とりあえずどうしようか、って状況だと思うし。
GM/貴音
なるほど。ではあなた方が下郎達を縄で縛り終えると、
先ほどのドワーフの男性が礼を言ってきますよ。
ドワーフ/貴音
ありがとうな、お嬢さん方。
このアホ共に絡まれて、困っとったんじゃよ。
ミァム/春香
困ってるひとを見過ごしたらいけないからね。
ニールダ様もティダン様もお義父さんもよく言ってるし。
ドワーフ/貴音
ふぅむ? 今時感心なお嬢ちゃんじゃのう。
お父上も立派な方のようじゃ。
うーむ……。装備も中々、大したもんじゃのう。
千早
そうだ、四条さん。ティアはラスベート在住なんだし、
見識判定でこのひとを知ってるか試していいかしら?
GM/貴音
どう名乗った者か悩んでいたところですから。
むしろこちらからお願いしてもよろしいですか?
ティア/千早
(そう言えばこのひとって……。
……ああ、やっぱり。あのヒゲ、間違いないわ。
黄金の誘い亭のガレドさんだわ。)
NPC紹介
"黄金を分け与える"ガレド・ランカース。
ラスベートでも屈指の賑いを見せる冒険者の店、
『黄金の誘い亭』の店主。冒険者は稼いでナンボ!
真
冒険者の店の、マスター……?
>なん、だと……? みたいな言い方だったな。
千早
とりあえず、今気づいたことをリコットに伝えるわね。
律子
じゃあ、それを聞いたリコットは血相を変えて、
でも強いて小声でこう言うわ。
リコット/律子
ビート、そのひと、守って!
ビート/響
え、あ? う、うん! 任せろ!
(ガレドに【かばう】宣言)
春香
で、私はそんなみんなの様子には気づいてないんだね。
ひと戦闘終えた後だし、おじさんと喋ってるし。
ガレド/貴音
うーむ、そうじゃのう。
お嬢ちゃんら、ウチの店で働かんか?
ミァム/春香
おじさんのお店って、どんなところなの?
ガレド/貴音
おう、ラスベートでも一、二を争う程に大規模な、
『冒険者の店』だぞ! お嬢ちゃん達ならきっと、
すぐに立派な冒険者になれるだろうよ!
ミァム/春香
……えっ?
(長めの時間を)
真
うん、まあ、こうなるよね……。
村娘の中でもミァムは一番冒険者を嫌ってるっぽい
RPをしてきてるけれど、どうする、春香?
春香
うん……、冒険者は大嫌い、っていうか、怖いんだよね。
千早
村の様子を聞くに、確かに冒険者とは相性が悪いとは
思うけれど、ミァムはちょっと異常よね。
何があったかは、リコットが知ってるんだったかしら。
律子
そう、ケイトでさえ知らない話よ。
ミァムが村にやってきた時のことなんだけれどね。
春香
――そう、それは、十一年前の、雨の日のことでした。
みんな
はい。
>みんなどうして神妙な顔になったんだ……?
>そういう響だって……。
>回想シーンと奥義演出はこうするのが作法ですよ。
春香
回想シーンですよ、回想シーン!
春香
あの日、私はとある森の中を走ってたんだ。
怖さのあまりこぼれ落ちる涙を拭く余裕も無く。
後ろを振り返り振り返り、ね。
春香
遠くからは、人族のものと思われる怒号、そして罵声。
私は、冒険者に追われていたんだ。
斥候として人里の近くを通っていたのを見つかって。
冒険者/貴音
『どこへ行った!?』
『追え、まだ遠くには行っていないぞ!』
『汚らわしい蛮族め、浄化してくれる!』
律子
現在の同族である蛮族からは囮として使い捨てられ、
かつての同族である人族には追いたてられる。
半人半獣の少女は、とうとう木の根に足を取られ……。
春香
ぬかるんだ地面に顔から飛び込むように、私は倒れた。
けれど寝転がってはいられない。
這うようにして、木の陰に身を隠したよ。
冒険者/貴音
『蛮族は残らず駆除しろ!』
『ガキだろうと容赦するな、いずれ必ずや害を成す!』
春香
転んだ拍子に挫いた足が、ジンジンと痛む。
立ち上がろうとしても、もう身体は言うことを
聞いてくれなかった。
ミァム/春香
『来ないで、来ないで……。』
春香
いくら息を潜めても、心臓の鼓動がうるさくて。
噛みあわない歯はいつまでも音を立てていて。
これで気づかれるんじゃないかって。
冒険者/貴音
『よし、足跡があった!』
『でかした! 追うぞ!』
春香
ああ、気づかれた。もう駄目なんだ。
物心つく前にさらわれて、気づいた時には蛮族で。
そうして訳も分からず死んでいくんだ。そう、思った。
まこひびちはたか
そう、その時だった!
真
冒険者たちは、少女を見つけるか否か、という瞬間に
何か気がかりな物を見たような気がした。
響
それは、えーとえーと、追っていた相手とは違う
蛮族の姿だった! ……でいいか、千早?
千早
大丈夫よ。そうね、それに気を取られた彼らが
一歩踏み出した先には、落とし穴があったわ。
その中には、大量の馬糞が!
冒険者/貴音
『うわっ、なんだこれ!』
『馬糞だ! 汚え!』
『おい、どうしたお前ら!?』
真
残ったひと達も、今度は一歩後ずさった先に
仕掛けられていたロープに足を掬われ、逆さ吊りに!
>回想だからって、好き放題なさいますね……。
>そういう貴音も、ノリノリで負けロールしてるじゃないか。
千早
そんな冒険者たちのところへ、一人のリルドラケンが
顔を出したわ。
リンド/千早
『おぅ、獣用の罠になんかかかったと思ったら、
冒険者さんじゃないか。困るよ、それ仕掛けるのも
結構手間なんだからさ。』
冒険者たち/貴音
『ふざけんな! こっちは蛮族を追ってるんだよ!』
『さっさと下ろせ!』
リンド/千早
『蛮族だぁ? どこに居るんだよ。
俺ぁさっきから一人でこの森ン中散歩してるけど、
出会ったのはあんたらだけだぜ?』
冒険者/貴音
『お前、蛮族をかばってるんじゃないだろうな?』
リンド/千早
『かばうもなんも、誰も見てねえっつうの。
なんならバニッシュでもするかい?
蛮族が化けてるかもしんねえもんな?』
冒険者/貴音
『……チッ、いいよ、どうせマナの無駄になる。』
『おっさん、この雨ん中だと迷うかもしれない。
できたら森の外まで案内頼んでいいか?』
リンド/千早
『俺ぁまだそんな年食ってねぇんだがな。
まあいいや、それくらいはお安い御用だ。
この森は獣用の罠が多いから、あんま入るなよ?』