最大で1時間1万テラベクレル 国際尺度、最悪の7も
http://www.47news.jp/CN/201104/CN2011041101001182.html
福島第1原発の事故で、原子力安全委員会は11日、原発からは最大で1時間当たり1万テラベクレル(テラベクレルは1兆ベクレル)の放射性物質が放出されていたとの試算を明らかにした。
福島原発事故を「レベル7」に、放射性物質の放出量は37─63万テラベクレル
http://jp.reuters.com/article/economicPolicies/idJPnTK057441020110412
原子力安全・保安院と原子力安全委員会は12日午前の会見で、ヨウ素131やセシウム137など放出された放射性物質の総量などを考慮した結果、レベル7に相当する値と判断したとしている。INESのレベル7の基準は数万テレベクレルで、これに対して37万─63万テラベクレルの放出量があると推測している。ただ、放射性物質の放出量はチェルノブイリ事故の1割程度とみられるという。
枝野氏「大変大きな事故を裏付けた。申し訳ない」
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110412/stt11041212530007-n1.htm
枝野幸男官房長官は12日午前、経済産業省原子力安全・保安院が福島第1原発事故の評価をレベル7に引き上げたことについて「大変大きな事故であることが改めて裏付けられた。周辺住民、国民、国際社会にこうした事故に至ってしまったことを申し訳なく思う」と述べ、陳謝した。都内で記者団に語った。
福島第1原発事故 最悪レベル7 チェルノブイリに並ぶ
http://mainichi.jp/select/weathernews/news/20110412dde001040002000c.html
史上最悪と言われた86年のチェルノブイリ原発事故(旧ソ連)と同じレベルに並んだが、経済産業省原子力安全・保安院によると、放出量は同事故の約10分の1とみられるという。
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1時間当たり1万テラベクレル(テラベクレル=1兆ベクレル)と訳の分からないことを言っていますが、正しくは1ペタベクレル。つまり1京ベクレル。つまり、兆の桁よりさらに上の桁です。
これだけ強烈な値が、これまでわからないなどということはあり得ません。これは10日の統一地方選挙まで隠蔽していた疑いが濃厚です。
また、チェルノブイリの10分の1と言っていますが、冷却だけで最短で数か月かかり、そこから放射性物質の流出を止める作業にないられるかもしれないという見込み。そもそもこの数か月で冷却させるという根拠は全くなく、単なる希望でしかありません。
そしてこの数値はこれまでの政府、自治体発表のヨウ素とセシウムのみです。プロトニウム、ストロンチウムの量は含まれていない可能性が高いです。
さらに、この値は空中に放出された数値のみと思われ、海に流された値が含まれているかどうかは不明です。
「1カ月後の確認」に驚き 米紙、政府対応遅れを批判
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110412/amr11041213500003-n1.htm
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ちなみに、東京都は放射線量を公表しています。
http://ftp.jaist.ac.jp/pub/emergency/monitoring.tokyo-eiken.go.jp/monitoring/index.html
最新情報
http://ftp.jaist.ac.jp/pub/emergency/monitoring.tokyo-eiken.go.jp/monitoring/hourly_data.html
過去の情報
http://ftp.jaist.ac.jp/pub/emergency/monitoring.tokyo-eiken.go.jp/monitoring/f-past_data.html
しかし、水道についてはきちんと放射性物質を公開していません。
1kgあたり20ベクレル以下であれば「不検知」として放射性物質で汚染されていることを隠ぺいしています。(週刊現代4月23日号より)