第2部 -告白編-
オフ会がきっかけで出会った「いおん」と「てぃーや」
ツイッターでのやり取りを経て、2人での時間を過ごすことが多くなった
お互いの気持ちに中々気付かずにいる、どこかぎこちない2人
ただ一緒にいるのが楽しいから、傍にいて安心できるから
理由はそれだけだった。
あの一言を聴くまでは…
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いおん「疲れたー…」
@ion_siraza 仕事終わったよ!
@t_ya21 @ion_siraza 乙!俺もそろそろ終わる!
いおん「おーてぃーやくんも頑張ってるねー」
@ion_siraza @t_ya21 乙あり!その調子だよ!
いおん「最近忙しくて誰にも会えてないなぁ」
(急に忙しくなってきたの
毎日が家と職場の行き来みたいな感じになって
ゲーセンもろくに行けなくなっちゃって
てぃーやくんと会う機会も減ってきちゃったんだ、だから)
いおん「今が大事な時期なのかな?」
(って自分に言い聞かせてるんだ)
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てぃーや「仕事尽くし、ツイッターがなかったらモチベ皆無だろうな…」
てぃーや「でも頑張らねえとなー、自分のためにも」
てぃーや「…いおんさんのためにも…」
(このもやもやする感じ、やっと分かったんだ
しばらく会わなくなってからかな?実際これがいつもの生活だけど
俺に何が必要かって)
てぃーや「落ち着くまで頑張ろう」
(俺の生活に必要なもの、それがいおんさんだって)
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@ion_siraza @GF_DM_musics 仕事疲れの私に王子曲!
@GF_DM_musics @ion_siraza murmur twins(guitar pop ver.) / yu_tokiwa.djw merge scl.gtr / GFV4&DMV4 Яock×Rock
@ion_siraza うん、まぁまぁだね
@t_ya21 @ion_siraza まぁまぁワロタwwww
@ion_siraza @t_ya21 まぁまぁすぎて王子欲が爆発しそうだよ!
@t_ya21 @ion_siraza いおんさんは王子が好きなのかぁ
@ion_siraza @t_ya21 王子で飯3杯いける!へへへ
てぃーや「王子いいよなー、曲もいいし譜面もいいし」
てぃーや「っと、仕事終わらせないとな」
てぃーや「(今は…我慢だな…)」
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ツイッターでのやり取りは十分していた2人だが
時間が合わない日が続いていた
それでも仕事を懸命にこなし、仕事終わりに少しでも会うようにしていた
いおん「ごめーん!待った?!」
てぃーや「んー5分くらい?w」
いおん「余裕だね!w」
久々の対面、だがそれもわずかな時間だ
てぃーや「もうこんな時間か…」
いおん「早いねー」
てぃーや「仕事が忙しいからなー」
いおん「だよねー…でもなんか社会人!って感じがするよねw」
てぃーや「あー確かにそうかもww」
いおん「もっとゆっくりできたらいいのにねー」
てぃーや「本当にねー」
いおん「また…会えるよね?」
てぃーや「…会えるよ、絶対」
いおん「そだよね!」
てぃーや「うん、それじゃまたね!」
いおん「うん!」
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~あなたの傍のその人は きっと悲しい想いなど させはしない これまでも これからも~
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2人が出会ってどれだけの時間が流れただろうか
音ゲーをしに行ったり晩餐を共にしたり、様々なことをしてきた
徐々に近付く互いの心
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いおん「会えてよかったなぁ」
いおん「次会う日はいつだろう…そう遠くないよね…」
いおん「なんだろ、この気持ち?」
(てぃーやくんに対する気持ちが変わってきたんだ
味わったことのない気持ち、胸がギューって締め付けられるの
これが恋なのかな?)
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てぃーや「やっぱり、自分に嘘は付けねえよなぁ」
てぃーや「…こんなに本気になったの、初めてかもな…w」
てぃーや「ったく…飯が喉通らねえわ」
てぃーや「いい夢見続けたいよな」
(人を好きになったことくらいはあるさ、俺だって人並みに恋はする
でも、彼女との出会いは人並みじゃなかった。じゃぁ何かって?そんなの俺も分かんねえ
ただ分かるのは、彼女の傍にいたいってことだけかな)
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引き合う心、恋+恋=愛
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\ヒビケーソノムネニー/
いおん「あ、電話…てぃーやくんだ」
\トドケーコノアイy/Pi
いおん「もしもしー」
てぃーや『あ、今大丈夫だった?』
いおん「無問題!」
てぃーやくん『あのさ、今度の週末空いてる?』
いおん「ちょっと待ってー」
いおん「(えーっと、その日は…お、なんもないね!)」
いおん「もしもーし」
てぃーや『もしー』
いおん「予定空いてるよ!」
てぃーや『お、まじか!』
いおん「うん!会えそうだね!」
てぃーや『だね!んじゃいつもの時間にいつもの場所でいいかな』
いおん「おっけー!」
てぃーや『ありがと!それじゃまたねー』
いおん「うん!楽しみにしてる!」Pi
いおん「週末が待ちきれない…」
いおん「(電話で誘ってくるの珍しいなぁ、いつもメールなのになぁ)」
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てぃーや「さて…」
てぃーや「少しくらい、男らしくなってもいいよな…」
てぃーや「もう決めたんだ、迷いたくない」
(普通の恋かと思ってた、でもそうじゃなかった
人を想うことがどれだけ簡単で難しいか、そんなことを考えさせられた
それを教えてくれたのは他の誰でもない、君だったから)
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約束の週末、いつもの時間、いつもの場所
2人は同時に到着した
いおん「今来た!」
てぃーや「俺もだわwwwタイミングばっちりだね!」
いおん「んじゃいこっか!」
てぃーや「おう!」
いつものルート、そんないつも通りが今日はいつもと違って見える
それは雲ひとつない青空が広がっているからだろうか
てぃーや「こうしてまともに遊べるのも久しぶりな気がするなー」
いおん「だよねー、ずっと時間合わなかったし」
てぃーや「いきなりでごめんねw」
いおん「大丈夫だよww嬉しかったし!」
てぃーや「それならよかったw」
てぃーや「…」
いおん「?…どうしたの?」
てぃーや「俺達、もう出会って3ヶ月経つんだよね」
いおん「それぐらいだよねー」
てぃーや「こうして2人で一緒にいることも多くなってさ」
てぃーや「…(くそ…言葉が出てこない…)」
いおん「うん?」
てぃーや「…俺…いおんちゃんのこと…本気で好きになっちゃったんだ…」
いおん「え…」
てぃーや「…もう上手く言えないや…w」
てぃーや「…こんな俺でよかったら…ずっと一緒にいさせてください」
いおん「私も…てぃーやくんのこと…好き…なんだ…」
てぃーや「え…」
いおん「うん!よろしくね!!」
てぃーや「本当に、いいの?」
いおん「両想いだよ!」
てぃーや「あ、ありがとう!」
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赤い糸なんてない、あなた色に染まるから
2つの色が混ざったら、それはもうあなたたちだけの色、たった一つだけの
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最終更新:2011年04月01日 23:38