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自然放射線と人工放射線:人工放射線だから危険。というデマ
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トンデモ放射能専門家早川由紀夫氏の放射線知識
これを見れば早川由紀夫氏が放射線の基礎も理解していないことがわかります。「自然放射線なら人体は耐性を持っている」というデマを信じてしまう人が国立大学、教育学部(理系)の教授だというのが呆れてしまうのですが、さらにその立場を利用して「放射線汚染マップ」なる怪しいものを作って配布して風評被害を広めているのです。
http://twitter.com/HayakawaYukio/status/72569103658921984
http://twitter.com/HayakawaYukio/status/72569103658921984
彼、早川由紀夫氏が言う言葉は「勉強しないと、死ぬぞ」です。
放射線防護の専門家でなくても、放射線に関する知識があるのであれば、人工と自然で放射線の人体に与える影響が違う。なんてことは言えないはずです。
むしろ、自然放射線は安全というのはデマであり危険
自然由来の放射線ならば、人体は耐性がある。という誤解してしまえば、自然の放射線ならいくら浴びても大丈夫ということになります。天然ウランなら安全。天然ラドンならいくら内部被曝しても安全。という誤解に結びつくことも考えられます。
実際には、人工に関わらず自然でも高線量なら危険
自然由来であっても、線量が高ければ、放射線はDNAを傷つけます。だから人工か自然かで考えるのではなく、元々あった自然の放射線量にどれだけ原発事故で増えたかを考えるべきなのです。
※ただし現在の福島の線量では、放射線がDNAを傷つけても人体に備わっているDNA修復システムが修復してしまう。ということです。これについてはMITの低線量被曝についての研究を参照してください。
http://www47.atwiki.jp/info_fukushima/pages/175.html
http://www47.atwiki.jp/info_fukushima/pages/175.html
放射線に自然と人工で変わることはない。自然だから安全というのはデマ
放射線の種類にはアルファ線・ガンマ線・ベータ線があるのですが、それが自然だから安全、人工だから危険などということはありません。
(wikipediaより)放射線(ほうしゃせん、radiation)とは、放射性元素の崩壊に伴い放出される粒子線あるいは電磁波のこと[1]。主にアルファ線、ベータ線、ガンマ線の3種を指す[1]。また、それらと同程度のエネルギーを持つ粒子線や宇宙線を含めることもある[1]。
「自然食品=体にいい=無害」という幻想
人間は自然から恩恵を受けています。もちろん人間が地球を汚したり、本来地球上に無かった有害物質を作ってしまった歴史もあります。なので自然=「より安全」と、そう思いたい気持ちもわかります。しかし実際には自然にも有毒なものがあります。また、人工的に作ったものでも安全なもの、有益なものもあります。「自然なら安全」と思い込むのは間違いなのです。
市川定夫氏の動画で混乱してはいけない
一部の反原発派の学者、市川定夫氏の謎のyoutube動画によって「自然放射線は人体に安全。人工放射線は危険」という誤解が広まりました。私もその動画を見ましたが、「人工放射線は危ない」ようなことは言っているようだけど、何を言っているのかはっきりとしたことはわからないものです。
市川定夫氏の動画についての考察(ブログ)はこちら
人工放射線は自然放射線よりも危ないか
自然由来、人工由来に関わらず、放射線に差はない
結論としては、自然だからなんでも安全。というのは間違いで、自然でも人工でも量によって危ないということです。もし仮に自然放射線で4000mSvがあったとして「人間には自然放射線には耐性があるので大丈夫」という科学者がいたら、それこそ完全に間違ってます。自然放射線でも放射線の効果は代わりなくDNAを傷つけます。※同時に人体はDNAを修復しようとします。
DNAの修復システムについて調べたい方は「アポトーシス」で調べてください。
資料:自然放射線と人工放射線