軌跡シリーズまとめ

マルセル・ニールセン

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マルセル・ニールセン

性 別
生没年 S?-
出身地 クロスベル自治州
所 属 フリー(元《クロスベル通信社》所属)
身 分 ジャーナリスト
登 場 【3rd】【碧】(【零】)

ゼムリア大陸中を駆け回る、世界的な盲目のフリージャーナリスト。元《クロスベル通信社》の記者で、エレボニア帝国リベール王国に侵攻した《百日戦役》の取材・報道で、S1192,11月に《フューリッツァ賞》を受賞。その取材中に目の光を失う。

幅広い人脈を背景とした豊富な情報源と、鋭い洞察力により、【碧】では主人公ロイド・バニングス《特務支援課》の面々を度々驚かせる。その人脈は、同業者の《リベール通信社》編集長、クロスベル警察捜査官のガイ・バニングス(【零】【碧】の主人公ロイドの兄)から、クロスベル市立図書館の司書マイルズ・ノイエスセシル・ノイエスの父)やクロスベル大聖堂の墓守を務めるクイント老人といった、無名の民間人まで実に幅広い。


余談

その一方で謎の多い人物でもある。S1201にガイ・バニングスが殺害された日に、クロスベル市内のジャズバーガランテでガイと情報交換の約束をしていたといい、ガイ殺害事件に強い関心を持つ一方で、ガイと親交が厚く、裏・表双方の世界の情報にも通じているはずのイアン・グリムウッド弁護士や遊撃士アリオス・マクレインらと接触していた形跡が、少なくとも【碧】本編からは窺えない。

ここからは個人的な邪推になるが、ニールセンが(「盟主」である可能性も含めて)《身喰らう蛇》の関係者である疑念が浮上する。

  1. ニールセンが《星見の塔》を取材した後に、塔内にあった膨大な中世の書物が消失。
  2. ニールセンがクロスベル自治州に帰還したタイミングが、ガイ・バニングス殺害時のS1201と、《幻焔計画》始動時のS1204下半期。(ガイが、《結社》《オルフェウス最終計画》ないし《幻焔計画》の遂行の障害になると見なされていた可能性がある。)逆にクロスベル自治州が、エレボニア帝国カルバード共和国からの軍事的圧力で極度の緊張状態にあったS1202には、クロスベルに帰還していない。(ジャーナリスト的には、当然、後者の方がニュースバリューは格上。)
  3. ガイの両親は、イアン・グリムウッドの家族と同じ飛行船事故で亡くなっており、《碧の零の計画》がイアンの(帝国・共和国の暗闘に対する)「私怨」から計画されたものであるとすれば、ガイの殺害動機が弱いように感じられる。しかも、そのわりに黒幕としてもロイドの説得にあっさり応じて手を引いている。
  4. 同様にアリオス・マクレインも、亡き妻のサヤ・マクレインや娘のシズク・マクレインが「喜ばない」「哀しむ」と分かっていて、《碧の零の計画》に参加するほど、精神的・人格的に脆弱とは考えがたい。(途中から後戻りできなくなってしまった可能性はあるにせよ。)
  5. キーアが中世の生まれであるという、常人には荒唐無稽な事実を、少ない根拠からあっさり推測している。
  6. 教授ゲオルグ・ワイスマン)が使っていた強力な 暗示 のような術の存在を匂わせる。ワイスマンの暗示は、クーデター事件前のリベール王国軍で実質No.2だったアラン・リシャール大佐や、リベール王国所属の遊撃士でNo.2の実力を持つクルツ・ナルダンにも通用していたほど強力なもの。
  7. ニールセンが《百日戦役》の取材中に、帝国内でレーヴェヨシュア・アストレイブルブラン(当時、収監中→脱獄)が《結社》入りしている。
  8. ニールセンが【碧】でクロスベル滞在中に、マリアベル・クロイスシャーリィ・オルランド《結社》にスカウトされている。
  9. 仮にニールセンが《結社》の関係者だった場合、彼がロイドたちを取材の名目で様々なヒントを提示したのは、古竜レグナードや神狼ツァイトらの「古の盟約」を解くこと(鍵となる「人の子」が「至宝」を前に「答え」を出すこと)が目的だった可能性が考えられる。

関連事項

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