風力発電

風力発電


発電コスト

100kWの小型機ながら9〜12円/kWh
(要調査:スパイナルマグナスだと費用上がるか?)

立地

  • 台風に耐えうる風車を施設すると欧米と比較してコストが上がる
  • 適地は意外と少ない。大量の風車を設置できるだけの平地の確保が困難
    • 洋上浮体
    • 洋上等が進められている。
  • 発電所製造費はそこそこ。

施設の解体費


運用費用


CO2排出

供給電力の安定度

  • 発電量は風任せ。NAS充電池、スマートグリッド、揚水発電等の併設が必要。

○デンマークの事例
http://d.hatena.ne.jp/rcf/20080626/1214471150
  • 2002年の実績では国内電力使用量の19%相当の発電を行っている。理論上,デンマークのピーク需要の64%に相当する風力発電設備を擁している。
  • 従来型の発電設備(石炭,ガス,原子力)を1基すらも閉鎖できていない。風力の持つ間欠的で変動のある性質から,実際の電力需要を完全に賄えるだけの従来型発電設備を操業させておき,バックアップとして待機させておく必要があるからだ。
  • 風力発電設備それ自身を維持するために電力を必要とする。ほとんど無風状態の日には,風力発電設備は,発電するよりも多くの電力を系統網から消費するのである。


○スペイン
http://jwpa.jp/2011_pdf/90-17mado.pdf
制御・監視システムで発電しすぎたときは最大出力抑制を行って
コントロールしていると読めるんですが、
無風の時はどうしてるのか理解できませんでした。
供給量不安定を補うため、需要に対して相当多くの風車を立てている
(かなりバッファをとっている、コストをかけている)
と解釈したのですが、この解釈あってますかね?

○ドイツ(未来に向けての取り組み)
http://mitsui.mgssi.com/issues/report/r1006du_ishizuka.pdf
不安定な再生可能エネルギーを収容する大型蓄電池への投資を抑えつつ、
大量の再生可能エネルギーを安定的に電力系統に取り込むために、
電気自動車の車載バッテリーを蓄電や周波数調整に活用する試みが
進められているそうです。

その他自然への影響

  • 騒音問題あり。
  • 以前は低周波による健康障害が問題になったが、対策された風車がでてきた。

風力でよくでてくる話題

「千葉県の犬吠埼の沖合に風車をいっぱい建てたら東京電力の2005年の年間電力販売量にほぼ等しかった」のワナ
  • ちなみに、50km沖までということになると水深が500mを超える場所がかなり出てくる。ここまで深いと風車を建設するコストがさらに増大する
  • 論文の中の試算では、水深500m以上のエリアは建設の試算に入れていない。その場合、沿岸から水深500m以下のエリアに1万数千基の風車を建設して、東電の2005年の年間販売量のざっくり半分ぐらいの発電ができそう。

 つまり、論文は「この範囲に吹く風について調べると、東電の1年分の販売量に匹敵するポテンシャルがある」としか言ってないわけで、それ自体は何も間違ってない。

 …ぶっちゃけ、それを引っ張ってきて「房総半島最南端から鹿島灘沖までのエリア」を「犬吠崎沖」と言ってしまうその感覚に問題はないのかな?と思うわけです。野島崎や九十九里浜の沖50kmまで全部風車とか、漁業関係者や海運業者から見たら正気のプランじゃないでしょう。


  • 誤解のもとの訂正記事

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最終更新:2011年06月11日 06:58