地熱発電
- 地下の熱水を汲み上げてタービンを回す発電システム。
発電コスト
- 再生可能エネルギーの中ではコストも安い。9円kW/hも可能と言われている。
立地
- 候補地の多くが国定公園内。景観などの関係で立地が難しい。
- 立地条件が厳しい。温泉と競合するといわれている。
- 発電所製造費は安い
施設の解体費
運用費用
電力供給安定度
- 発電量調整能力はそれなり
- 24時間発電が可能。季節、天候などには影響されない。
CO2排出
- 間接排出15g-CO2/kWh
- CO2排出量は少ない。
その他(自然への影響等)
1)秋田県大沼地熱発電所付近の温泉: 上トロコ温泉枯渇,他の温泉でも湧出量減少,泉温低下
2)大分県久重町大岳地熱発電所,八丁原発電所: 25箇所の温泉・地獄すべての自然湧出の源泉に湧出量低下,泉温低下(うち,枯渇5)
3)秋田県澄川地熱発電所: 周辺で大規模な土砂崩壊がおきて澄川温泉と赤川温泉が壊滅
外国でも次のような例が報告されている。
1)イタリアのラルデレロ地熱発電所: 周辺の温泉源のみならず,周辺の森林が壊滅
2)フィリピンのフィイ地熱発電所: 水蒸気爆発で周辺の温泉が壊滅
3)米国ネバダ州の地熱発電所: 調査井のボーリングで世界的に有名な間欠泉が噴湯停止
- 研究中の高温岩体発電は、水が無くても発電できる。しかし、2,900万kW/hの潜在資源量しかなく、総電力需要の2.5%程度しか満たせない。
- 構想中のマグマ発電は、水が無くても発電できる。潜在資源量も、総電力需要の3倍と言われる。しかし、絵に描いた餅に過ぎない。
最終更新:2011年04月24日 21:01