2011年3月21日(月)
4月以降は旧騎西高校舎へ 福島県双葉町民
県は20日、さいたまスーパーアリーナに集団避難している福島県双葉町民約1200人の4月以降の受け入れについて、加須市の旧県立騎西高校校舎を活用する方針を決めた。
4月以降は旧騎西高校舎へ 福島県双葉町民
県は20日、さいたまスーパーアリーナに集団避難している福島県双葉町民約1200人の4月以降の受け入れについて、加須市の旧県立騎西高校校舎を活用する方針を決めた。
避難場所としてアリーナを提供できる期間は今月末まで。避難生活の長期化が予想され、双葉町が千人規模の受け入れと役場機能を併設できる施設を望んでいることから、高校跡地を有効活用することにした。今後、双葉町の意向を踏まえ、具体的な準備に入る。
旧騎西高は2008年から不動岡誠和高(現誠和福祉高)と統合し、07年度末で閉校となった。しかし学校施設はそのままの状態で、24クラス分の校舎や和室のある合宿棟、格技場などが残る。加須市の大橋良一市長は「県から連絡を受けた。こちらも被災地の方々にできるだけ協力したい。市を挙げて受け入れ準備を進める」と話した。
一方、スーパーアリーナは19日で避難者の受け入れを終了した。
県は当初、最大約5千人の収容を見込んでいたが、双葉町民を受け入れたところ、提供スペースのコンコースが埋まった。アリーナには2260人が避難している。