序章


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人は死ぬ。早いか遅いか結局はどちらでしかない。
ある少年は、生まれて間もない頃に銃で撃たれて死んだ。
ある犯罪者は数十年前に人を殺したのに証拠不十分検挙されずで米寿を迎えた。
ある警官は一般人を守り、22歳の時に殉職した。
ある男は虐殺を繰り返し、91歳でこの世を去った。
ある妻子は、関係もないのに銃撃戦に巻き込まれて死んだ。
ある人殺しは、妻子を殺したのにまだ生きている。

人の運命というものはあまりにも不平等ではないか?
悪人は人を殺すのに長生きする。何故そうなる?
もう神など信じることはできない。
二つの命を奪った奴らには神の鉄槌が下っていない。
何故、長生きさせるのだ?
長生きしても、ただ繰り返して罪を繰り返すだけ。

だったら不毛な連鎖を断ち切るしかない。
誰が?
俺が。

悲しみは捨てた。慈悲も動揺も躊躇いも全て断ち切った。
俺は復讐だけに生きる。
忘れられない、あの惨劇の復讐のために。