銀行襲撃

1、ニューヨーク市街地の銀行で地元大学生5名と元軍将校による銀行篭城事件が発生。
 地元警察とFBIが出動し、激しい銃撃戦が展開される
 一人の学生が仲間を裏切り降伏。一人が死亡。

2、仲間同士で裏切りあいが起き、更にSWATが突入。
 人質12名が死亡。犯人グループ1名を射殺。一名を確保。
 しかし元軍将校と日系の学生の逃走を許してしまう。

3、そんな中、現場から16マイル先の裏路地で保安官が狙撃され死亡する。
 犯人は元軍将校かと思われたが、同時刻に交通事故で死亡していた。

4、ドリームチームの見解は、強盗グループの共犯者説だったが、地元警察は、
 日系人の学生の仕業として公表する。
 そんな中、日系人の学生が自主し、警察署内で予想もしなかったことを口にする

5、そして、事件は思わぬ方向へと向かっていく

アメリカでは、「学生」と「元も含めた軍人」にはあまり接点が無いな。
学生は通常「リベラル」なのに対し軍人は「保守」だからね。
ただ、敢えて「異質な存在が組んでいる」点から、何かを引っ張る方法もあるだろう。
展開案としては……
「イスラム系学生集団」と思われたのが、些細なこと(たとえばスライドストップがかかる前にマガジンチェンジした)から、軍人?が混ざっているらしいことが判る(←ここが軍事系プロの見せ場)。
一方現場では、犯人グループがとうとう人質の一人を処刑。
そのため、「プロ関与の可能性」が連絡されるより早く、市警SWATが現場突入!
直後、現場で爆弾が爆発!犯人全員と人実全員、そしてSWAT一部まで死亡という大惨事になる。

上は単なる前フリ。
主人公たるドリームチームに、市警から捜査協力の要請が入る。
検死官(彼も後にドリームチームの協力者となる)が、処刑された死体の頭部銃創に不審の点を指摘したからだ。
頭髪の焦げ跡と銃創の位置・角度が微妙にズレているのだ。
犯行映像をコンピュータ解析したプログラマー(彼もチームメンバー)は……
「この銃は本物じゃない!たぶんプロップガンだね」
「何故そう判る?」
「おい×(=軍事系プロ)、アンタの筋肉頭なら一目瞭然だろ?」
「……なんだと……ああなるほどな、このガバメント、ショートリコイルしてねえや」
(*45口径のガバメントは一部例外を除いて必ず銃身がショートリコイルする)
人質を射殺したのは、カメラに写った学生ではない。
そもそも手にしたのがプロップガンであれば、テロだったのかさえ疑わしくなってくる。
……だが、報道カメラに写った20メートルほどの範囲には、別の射手は写っていない(ここで一種の密室トリックをしかける。目的は、名探偵的なプロファイラーを介入させるため)
さらに、爆弾破裂後の現場には、問題のプロップガンは残されていなかった。
パニック状態となっている現地警察にメンバーの一人が出向くと、駐車違反の件でカウン揉めている妙な男と出会った。
まわりくどい話し方をするその男は、ドリームチームメンバーと警官の何気ない話に突然口を挟んで来る。
「……貴公は自身の鼻が何処についているのかと、余人に尋ねられるのかな?」
そして男は、奇妙なたとえ話をはじめた……。

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最終更新:2011年03月16日 20:16