「本論三-2」(2011/07/21 (木) 09:42:50) の最新版変更点
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>都市と農村の対立は、私的所有の枠内においてのみ実存することができる。この対立は、個人が分業の下に、押し付けられた特定の活動の下に、服属していることの顕著な表現である。この服属が、一方の者を偏狭な都市動物にし、他方の者を偏狭な農村動物にし、両者の利害の対立を日々新たに生み出すのである。ここでもまた、労働が、事の眼目であり、諸個人に君臨する威力である。これが実存する限り、私的所有も実存せざるをえない。都市と農村との対立を止揚することは、(141頁)
【孤立】
>[[人格的個人と階級的個人との乖離>http://www47.atwiki.jp/doide/pages/18.html}}(176頁)
【分業】【孤立】
>諸個人の諸力こそが生産諸力であるのに、彼らは分裂して相互対立の中で生存していること、ところが他方、この諸力は彼らの交通と連関の中でしか現実的な力とはならないこと、こうした事態である。(195頁)
分業の視点から歴史の過程を捉えなおし、都市と農村の対立や、個人の分裂の問題などに切り込む。
>都市と農村の対立は、私的所有の枠内においてのみ実存することができる。この対立は、個人が分業の下に、押し付けられた特定の活動の下に、服属していることの顕著な表現である。この服属が、一方の者を偏狭な都市動物にし、他方の者を偏狭な農村動物にし、両者の利害の対立を日々新たに生み出すのである。ここでもまた、労働が、事の眼目であり、諸個人に君臨する威力である。これが実存する限り、私的所有も実存せざるをえない。都市と農村との対立を止揚することは、(141頁)
【孤立】
>[[人格的個人と階級的個人との乖離>http://www47.atwiki.jp/doide/pages/18.html]](176頁)
【分業】【孤立】
>諸個人の諸力こそが生産諸力であるのに、彼らは分裂して相互対立の中で生存していること、ところが他方、この諸力は彼らの交通と連関の中でしか現実的な力とはならないこと、こうした事態である。(195頁)
*分業の歴史
>物質的労働と精神的労働との分業の最たるものは、都市と農村との分離である。(140頁) …… 次いで現れた分業の拡張は、生産と交通との分離、商人という特別な階級の形成であった。(147頁) …… 自然発生的・身分的な資本を乗り越える最初の一歩は商人の登場によって踏み出されていた。商人たちの資本は初めから可動的であり、近代的な意味での資本であった。…マニュファクチュアとともに、第二歩が踏み出された。…自然発生的資本のかなりの量を可動化し、全体として、可動的資本の量が自然発生的資本の量を上回るようにした。(153頁) …… 商業とマニュファクチュアの拡大は可動的資本の蓄積を拡大…大ブルジョアジーを生み出した。(156頁)
(139頁~166頁のまとめ)
-都会と農村の分離
-生産と交通の分離
--商人という特別な階級の形成
-マニュファクチュア草創期:15C末~16C初頭
--普遍的浮浪者群の時代
---封建的家臣団の終焉、農業の改良、放牧地への転換などのため
---開花し始めたマニュファクチュアが、彼らを次第に吸収していった
--交通の拡張による資本家の大躍進(大ブルジョワジー)
---アメリカと東インド航路の発見
---封建的土地所有という固定的資本から、金や銀などの可動的資産へ
-マニュファクチュア第二期:17C半~18C末
--海運の発達
---植民地が消費者に
--大工業への需要
---マニュファクチュアのイギリス一国への集中
---イギリスのマニュファクチュア製品に対する需要
-マニュファクチュア第三期
--大工業の発生
---自然力の工業目的への利用、機械装置、最も拡充された分業
--自然発生的な諸関係をことごとく金銭関係に解消
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