ドライバのインストール

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<p>  SianoのLSIを使ったUSBチューナーをLinux標準ドライバで使うのに一番手がかかるのはドライバのインストールです。ただ、一通りUnixの知識のある人であれば案外すんなりいくと思います。</p> <p> </p> <h3>ファームウェアの抽出</h3> <p> Windowsマシンで、USBチューナーに付属のCDからドライバ一式をインストールすると、Windows/Linux共用のファームウェアも一緒にインストールされますのでこれを使います。</p> <p>c:¥windows¥system32のisdbt_nova_12mhz_b0.inpをUSBドライブか何かにコピーしておきます。</p> <p> </p> <h3>ドライバのインストール</h3> <p>公開されているドライバは、Linuxカーネル バージョン2.6.35.10を前提に書かれているので、カーネルのバージョンアップもかねて、ドライバも一緒にコンパイル/インストールしました。USBチューナーは抜いた状態で作業します。手順は下の通りです。</p> <p>ターミナルで以下のコマンドを入力。</p> <pre> $ sudo –s </pre> <pre> カーネルビルドに必要なパッケージ類を準備します。 # apt-get install build-essential # apt-get install kernel-package libncurses5-dev # apt-get install linux-source-2.6.35 </pre> <pre> カーネルソースを展開します。 # cd /usr/src # tar jxvf linux-source-2.6.35.tar.bz2 </pre> <p>Siano用のパッチもあてます。linuxTVWikiのページにパッチが公開されていますが、<a href="http://www47.atwiki.jp/cvoc-e121/pub/siano-2.6.35.10.patch">同じもの</a>をおいておきます。</p> <pre> # cd linux-source-2.6.35/drivers/media/dvb/siano # wget http://www47.atwiki.jp/cvoc-e121/pub/siano-2.6.35.10.patch # patch –p1 &lt; siano-2.6.35.10.patch </pre> <pre> ビルド用の設定を行います。ここではほとんど何もすることはありません。 # cd ../../.. # cp /boot/config-2.6.35-22-generic.config .config # make oldconfig (適当にエンター) # make menuconfig (やらなくてもいいけどとりあえず。適当にエンター。設定を保存して終了。) </pre> <p>(参考)Siano用のドライバをビルドするかどうかの設定はmake menuconfigのときの、Device Drivers -&gt; Multimedia support -&gt; DVB/ATSC adapters -&gt; Siano SMS1xxx based MDTV receiverにあります。</p> <p>もし、この設定が見つからなければ.configファイルを編集し、CONFIG_SMS_SIANO_MDTVの箇所を=mに修正し、もう一度make menuconfigを実行します。</p> <p>ここまでで、下準備が整いました。いよいよカーネルのビルドを行います。</p> <pre> # make-kpkg clean # make-kpkg --initrd --revision=20100325 kernel_image kernel_headers kernel_modules (出来上がるまで数時間まつ) </pre> <p> これができれば、Siano用ドライバを含んだ新しいカーネルがビルドできています。あと、ドライバ(モジュール)はmake-kpkgコマンドを実行した段階で自動的にインストールしてくれています。</p> <p> </p> <h3>カーネルのインストール</h3> <p>できたカーネルをインストールします。</p> <pre> # cd .. # dpkg –i linux-image-2.6.35.11_20100325_i386.deb # dpkg –i linux-headers-2.6.35.11_20100325_i386.deb </pre> <p>あと、先ほど抽出したSiano用のファームウェアをファームウェア用のフォルダにコピーして置きます。</p> <pre> # cp isdbt_nova_12mhz_b0.inp /lib/firmware/ </pre> <p>これで、一通りの準備ができましたので、再起動します。<br /> 起動時に使うカーネルのバージョンを聞かれますので、新しく作ったバージョン(2.6.35.11)のカーネルを選択します。</p> <p>再起動がおわり、ログインしたら、USBチューナーを差し込み、ドライバをカーネルに組み込むために以下のコマンドを入力します。</p> <pre> $ sudo modprobe smsdvb $ sudo chmod 666 /dev/dvb/adapter0/* </pre> <p>dmesgでカーネル出力を確認します。以下のメッセージが出ていればOKです。</p> <pre> $ dmesg (中略) DVB: registering new adapter (Siano Nova B Digital Receiver) DVB: registering adapter 0 frontend 0 (Siano Mobile Digital MDTV Receiver)... </pre> <p>(本当はUSBチューナーを差し込んだ時点で自動的にドライバを読み込む設定にしたいのですが、よくわかりません。ご存知の方がいれば教えてください。)</p> <p> 次は<a href="17.html">dvbstreamのインストール</a></p>
<p>  SianoのLSIを使ったUSBチューナーをLinux標準ドライバで使うのに一番手がかかるのはドライバのインストールです。ただ、一通りUnixの知識のある人であれば案外すんなりいくと思います。</p> <p> </p> <h3>ファームウェアの抽出</h3> <p> Windowsマシンで、USBチューナーに付属のCDからドライバ一式をインストールすると、Windows/Linux共用のファームウェアも一緒にインストールされますのでこれを使います。</p> <p>c:¥windows¥system32のisdbt_nova_12mhz_b0.inpをUSBドライブか何かにコピーしておきます。</p> <p> </p> <h3>ドライバのインストール</h3> <p>公開されているドライバは、Linuxカーネル バージョン2.6.35.10を前提に書かれているので、カーネルのバージョンアップもかねて、ドライバも一緒にコンパイル/インストールしました。USBチューナーは抜いた状態で作業します。手順は下の通りです。</p> <p>ターミナルで以下のコマンドを入力。</p> <pre> $ sudo –s </pre> <pre> カーネルビルドに必要なパッケージ類を準備します。<br /># apt-get install build-essential<br /># apt-get install kernel-package libncurses5-dev<br /># apt-get install linux-source-2.6.35 </pre> <pre> カーネルソースを展開します。<br /># cd /usr/src<br /># tar jxvf linux-source-2.6.35.tar.bz2 </pre> <p>Siano用のパッチもあてます。linuxTVWikiのページにパッチが公開されていますが、<a href="http://www47.atwiki.jp/cvoc-e121/pub/siano-2.6.35.10.patch">同じもの</a>をおいておきます。</p> <pre> # cd linux-source-2.6.35/drivers/media/dvb/siano<br /># wget http://www47.atwiki.jp/cvoc-e121/pub/siano-2.6.35.10.patch<br /># patch –p1 &lt; siano-2.6.35.10.patch </pre> <pre> ビルド用の設定を行います。ここではほとんど何もすることはありません。<br /># cd ../../..<br /># cp /boot/config-2.6.35-22-generic.config .config<br /># make oldconfig<br />(適当にエンター)<br /># make menuconfig<br />(やらなくてもいいけどとりあえず。適当にエンター。設定を保存して終了。) </pre> <p>(参考)Siano用のドライバをビルドするかどうかの設定はmake menuconfigのときの、Device Drivers -&gt; Multimedia support -&gt; DVB/ATSC adapters -&gt; Siano SMS1xxx based MDTV receiverにあります。</p> <p>もし、この設定が見つからなければ.configファイルを編集し、CONFIG_SMS_SIANO_MDTVの箇所を=mに修正し、もう一度make menuconfigを実行します。</p> <p>ここまでで、下準備が整いました。いよいよカーネルのビルドを行います。</p> <pre> # make-kpkg clean<br /># make-kpkg --initrd --revision=20100325 kernel_image kernel_headers modules_image<br />(出来上がるまで数時間まつ) </pre> <p> これができれば、Siano用ドライバを含んだ新しいカーネルがビルドできています。あと、ドライバ(モジュール)はmake-kpkgコマンドを実行した段階で自動的にインストールしてくれています。</p> <p> </p> <h3>カーネルのインストール</h3> <p>できたカーネルをインストールします。</p> <pre> # cd ..<br /># dpkg –i linux-image-2.6.35.11_20100325_i386.deb<br /># dpkg –i linux-headers-2.6.35.11_20100325_i386.deb </pre> <p>あと、先ほど抽出したSiano用のファームウェアをファームウェア用のフォルダにコピーして置きます。</p> <pre> # cp isdbt_nova_12mhz_b0.inp /lib/firmware/ </pre> <p>これで、一通りの準備ができましたので、再起動します。<br /> 起動時に使うカーネルのバージョンを聞かれますので、新しく作ったバージョン(2.6.35.11)のカーネルを選択します。</p> <p>再起動がおわり、ログインしたら、USBチューナーを差し込み、ドライバをカーネルに組み込むために以下のコマンドを入力します。</p> <pre> $ sudo modprobe smsdvb<br />$ sudo chmod 666 /dev/dvb/adapter0/* </pre> <p>dmesgでカーネル出力を確認します。以下のメッセージが出ていればOKです。</p> <pre> $ dmesg<br />(中略)<br />DVB: registering new adapter (Siano Nova B Digital Receiver)<br />DVB: registering adapter 0 frontend 0 (Siano Mobile Digital MDTV Receiver)... </pre> <p>(本当はUSBチューナーを差し込んだ時点で自動的にドライバを読み込む設定にしたいのですが、よくわかりません。ご存知の方がいれば教えてください。)</p> <p> 次は<a href="17.html">dvbstreamのインストール</a></p>

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