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フィアを世話していた少年

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【種別】
人物

【初出】

【登場巻数】

【解説】
箱形の恐禍が使われていた城で働いていた下男。
城主の命令で、毎晩、“使われた”後の箱形の恐禍を掃除していた。

狂城で働く人間にしては健常だったらしく、後片付けに嘔吐しながらも、最後には箱形の恐禍を布でピカピカに磨いた。
やりたくもない仕事や城主のことを愚痴っているところを別の召使いに聞かれ、箱形の恐禍を使った拷問を受け処刑された。

仕事が丁寧な少年のことを箱形の恐禍(フィア)は好いていて、彼が自らの手で処刑されたあたりから、フィアは《自分》という存在を知り、自我を認識するようになった。
好きだった少年の悲鳴こそが、フィアを呪ったのかもしれないとも言われているように、フィアが人化する引き金にもなった人物である。


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