「部門/Geant4/Geant4のインストール」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら
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#contents()
卒研でGeant担当だった同期のSくんにご寄稿いただきました。インストールが簡略化されたようです。以前の内容は[[こちら>http://www47.atwiki.jp/cscd/pages/81.html]]。
----
[[How to install from source file for English.>http://geant4.web.cern.ch/geant4/UserDocumentation/UsersGuides/InstallationGuide/html/ch02.html]]
変更点
-clhep が geant4 のソースに入って個別インストール不要に!
-cmake を使って make ファイルを作るように変更になった。
-cmake の引数のオプションを使うとInstall Dataをまとめて自動ダウンロード(以下でもこのオプションを使用してます)
-make でプログレスが表示され見やすくなった!(あくまで個人的に;
etc...
ということで、インストールとかのビルド手順のまとめ。
&color(red){ソースコードを持ってきて解凍したのは /home/soyama/geant4.9.5、インストールするのは /home/soyama/geant/geant4.9.5 だとした場合です。}
**0.(expat-develというのが入ってなかったのでインストール)
↑これはなくても大丈夫っぽい...
気になるかたは各自調べてください。
[[Expat (library) - Wikipedia, the free encyclopedia>http://en.wikipedia.org/wiki/Expat_(library)]]
**1. geant4 ライブラリの作成用のフォルダの作成とmakefileの作成
>$ mkdir /home/soyama/geant
>$ mkdir /home/soyama/geant/geant4.9.5-build
>$ cd /home/soyama/geant/geant4.9.5-build
>$ cmake -DCMAKE_INSTALL_PREFIX=/home/soyama/geant/geant4.9.5 -DGEANT4_INSTALL_DATA=ON -DGEANT4_USE_OPENGL_X11=ON -DGEANT4_USE_RAYTRACER_X11=ON /home/soyama/geant/geant4.9.5
cmakeのオプションは順番に、
インストールディレクトリ
Install Dataをまとめて自動ダウンロード
openGL,x11 Driver
Ray tracer の使用.
&color(red){注)cmakeの引数はSくんからのメールによれば/home/soyama/geant/geant4.9.5 となっているが、正しくは/home/soyama/geant4.9.5だと思われる。つまり、cmakeの行は正しくは、}
>$ cmake -DCMAKE_INSTALL_PREFIX=/home/soyama/geant/geant4.9.5 -DGEANT4_INSTALL_DATA=ON -DGEANT4_USE_OPENGL_X11=ON -DGEANT4_USE_RAYTRACER_X11=ON /home/soyama/geant4.9.5
&color(red){であろう。(OK)}
**2. make と install。
make の引数は CPU のcore数とのこと。Pentium DualCore なので、ここでは2に。
>$ make -j2
うまく通ると
#highlight(sh){{
-- The C compiler identification is GNU
-- The CXX compiler identification is GNU
-- Checking whether C compiler has -isysroot
...
...省略
...
-- Configuring done
-- Generating done
-- Build files have been written to: /Applications/geant4.9.5-build
}}
と、表示される
**3. rootになってinstall
>$ sudo make install
完了するとgeant4.9.5 みたいなディレクトリが作られていて,
中にbin lib include shareの4つのディレクトリが入っている。
&color(red){注)インストール先のフォルダをホームフォルダ内にしてるので、suになる必要はないと思われる。(OK)}
**4. geant4.9.5/binにあるgeant4.shを実行して環境変数を設定する。
>$ cd /home/soyama/geant4.9.5
>$ . bin/geant4.sh
とするだけ。何も表示されないが
>$ printenv | grep G4
とするとデータファイルのパスなどが通っていることがわかる。
&color(red){注)シェルスクリプトを実行している所で、ピリオドとbinの間にスペースがあることに注意。(OK)}
**5. 環境変数の設定
上記4.に加えて、home/soyama/.bashrcなどで次の行を書き加える。(もしかしたらいらないかも)
>$ . /home/soyama/geant/geant4.9.5/bin/geant4.sh
&color(red){注)これもスペースがあることに注意。(OK)}
**6. novice/N01 をコンパイルしてみる。
>$ cd /home/soyama/geant/geant4.9.5/example/novice/N01
>$ . /home/soyama/geant/geant4.9.5/share/Geant4-9.5.0/geant4make/geant4make.sh
>$ make
errorがなければ、/home/soyama/geant/geant4_workdir/bin/Linux-g++ 以下に実行ファイルができている。
&color(red){注)1行目で、exampleディレクトリがあるのは/home/soyama/geant4.9.5のほうだと思われる。また、expat-develが入っていないと}
>/usr/bin/ld: cannot find -lexpat
&color(red){と怒られる。(OK)}→[[0.(expat-develが入ってなかったのでインストール)>http://www47.atwiki.jp/cscd/pages/185.html#id_f9eeb1a9]]
※作業ディレクトリで上記2行目を実行することでmake時の環境変数の設定が設定されるっぽい。
このシェルスクリプト(?)のディレクトリにPATHを通しておくと、
>$ . geant4make.sh
での代用可。
※GNUmakefileにROOTSYSなどの設定を書き込んでいた昔のものがsegmentation errorとなるときは
その部分をコメントアウトすることで対処。
おそらくその他も同様にmakeできる。
#contents()
卒研でGeant担当だった同期のSくんにご寄稿いただきました。インストールが簡略化されたようです。以前の内容は[[こちら>http://www47.atwiki.jp/cscd/pages/81.html]]。
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-[[How to install from source file for English.>http://geant4.web.cern.ch/geant4/UserDocumentation/UsersGuides/InstallationGuide/html/ch02.html]]
-[[Geant4_CMake - KobaWiki>http://be.nucl.ap.titech.ac.jp/~koba/cgi-bin/moin.cgi/Geant4_CMake]]
変更点
-clhep が geant4 のソースに入って個別インストール不要に!
-cmake を使って make ファイルを作るように変更になった。
-cmake の引数のオプションを使うとInstall Dataをまとめて自動ダウンロード(以下でもこのオプションを使用してます)
-make でプログレスが表示され見やすくなった!(あくまで個人的に;
etc...
ということで、インストールとかのビルド手順のまとめ。
&color(red){ソースコードを持ってきて解凍したのは /home/soyama/geant4.9.5、インストールするのは /home/soyama/geant/geant4.9.5 だとした場合です。}
**0.(expat-develというのが入ってなかったのでインストール)
↑これはなくても大丈夫っぽい...
気になるかたは各自調べてください。
[[Expat (library) - Wikipedia, the free encyclopedia>http://en.wikipedia.org/wiki/Expat_(library)]]
**1. geant4 ライブラリの作成用のフォルダの作成とmakefileの作成
>$ mkdir /home/soyama/geant
>$ mkdir /home/soyama/geant/geant4.9.5-build
>$ cd /home/soyama/geant/geant4.9.5-build
>$ cmake -DCMAKE_INSTALL_PREFIX=/home/soyama/geant/geant4.9.5 -DGEANT4_INSTALL_DATA=ON -DGEANT4_USE_OPENGL_X11=ON -DGEANT4_USE_RAYTRACER_X11=ON /home/soyama/geant/geant4.9.5
cmakeのオプションは順番に、
インストールディレクトリ
Install Dataをまとめて自動ダウンロード
openGL,x11 Driver
Ray tracer の使用.
&color(red){注)cmakeの引数はSくんからのメールによれば/home/soyama/geant/geant4.9.5 となっているが、正しくは/home/soyama/geant4.9.5だと思われる。つまり、cmakeの行は正しくは、}
>$ cmake -DCMAKE_INSTALL_PREFIX=/home/soyama/geant/geant4.9.5 -DGEANT4_INSTALL_DATA=ON -DGEANT4_USE_OPENGL_X11=ON -DGEANT4_USE_RAYTRACER_X11=ON /home/soyama/geant4.9.5
&color(red){であろう。(OK)}
**2. make と install。
make の引数は CPU のcore数とのこと。Pentium DualCore なので、ここでは2に。
>$ make -j2
うまく通ると
#highlight(sh){{
-- The C compiler identification is GNU
-- The CXX compiler identification is GNU
-- Checking whether C compiler has -isysroot
...
...省略
...
-- Configuring done
-- Generating done
-- Build files have been written to: /Applications/geant4.9.5-build
}}
と、表示される
**3. rootになってinstall
>$ sudo make install
完了するとgeant4.9.5 みたいなディレクトリが作られていて,
中にbin lib include shareの4つのディレクトリが入っている。
&color(red){注)インストール先のフォルダをホームフォルダ内にしてるので、suになる必要はないと思われる。(OK)}
**4. geant4.9.5/binにあるgeant4.shを実行して環境変数を設定する。
>$ cd /home/soyama/geant4.9.5
>$ . bin/geant4.sh
とするだけ。何も表示されないが
>$ printenv | grep G4
とするとデータファイルのパスなどが通っていることがわかる。
&color(red){注)シェルスクリプトを実行している所で、ピリオドとbinの間にスペースがあることに注意。(OK)}
**5. 環境変数の設定
上記4.に加えて、home/soyama/.bashrcなどで次の行を書き加える。(もしかしたらいらないかも)
>$ . /home/soyama/geant/geant4.9.5/bin/geant4.sh
&color(red){注)これもスペースがあることに注意。(OK)}
**6. novice/N01 をコンパイルしてみる。
>$ cd /home/soyama/geant/geant4.9.5/example/novice/N01
>$ . /home/soyama/geant/geant4.9.5/share/Geant4-9.5.0/geant4make/geant4make.sh
>$ make
errorがなければ、/home/soyama/geant/geant4_workdir/bin/Linux-g++ 以下に実行ファイルができている。
&color(red){注)1行目で、exampleディレクトリがあるのは/home/soyama/geant4.9.5のほうだと思われる。また、expat-develが入っていないと}
>/usr/bin/ld: cannot find -lexpat
&color(red){と怒られる。(OK)}→[[0.(expat-develが入ってなかったのでインストール)>http://www47.atwiki.jp/cscd/pages/185.html#id_f9eeb1a9]]
※作業ディレクトリで上記2行目を実行することでmake時の環境変数の設定が設定されるっぽい。
このシェルスクリプト(?)のディレクトリにPATHを通しておくと、
>$ . geant4make.sh
での代用可。
※GNUmakefileにROOTSYSなどの設定を書き込んでいた昔のものがsegmentation errorとなるときは
その部分をコメントアウトすることで対処。
おそらくその他も同様にmakeできる。