【C3】基本用語

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*Chapter.00 Track.04;【C3】基本用語 ***▼『筐』  &bold(){はこ}、或いは&bold(){キューブ}と称されます。    発祥はおよそ紀元前4000年とされ、神(等と称される、世界が持つ意志)により人類に齎されました。  当初は種の爆発的な繁栄により世界自体が食い潰されることを抑制するため、  種の統制者として選ばれた人類(のうち、ごく限られた者たち)に与えられました。  大洪水による種の統制が行われた際に『筐』は『舟』を形取り、  その後に一旦は姿を消しましたが、人類の一部は『筐』の力を残し、それを以って社会に君臨しています。  『筐』は「その者の根源的な望み(願い)を叶える」性質と用途を持ちます。  神から与えられた際には「種の統制(大洪水)を免れる」というただそれだけの用途しかありませんでしたが、  現代の『筐』は、時代が流れるにつれて神の手から離れ、人類のものとなり、  現在における性質と用途を持つに至ります。  そして『筐』が所有者に与える力や、その力の源は『罪』と称され、  バチカンを本拠地とする世界最大の唯神教を代表とする各防衛機関により、  その使用を制限、厳しく罰せられています。   その形状は10cm×10cm×10cmの立方体であり、人それぞれにそのデザインは異なりますが、  『筐』そのものが具現化することは稀であり、  『筐』を有する者は(自覚するにしろしないにしろ)時折そのイメージを夢などで見ることがあります。  『筐』は人類ならば誰しもが所有するものですが、  『筐』の存在を自覚している者は少なく、むしろ自覚しない者が殆どです。 ***▼『罪』  &bold(){つみ}、或いは&bold(){クライム}と称され、一般的な概念の『罪』とは異なります。  罪は『筐』の原動力であり、「やがて世界を滅ぼすであろう意志の欠片」を差します。  バチカン(の中心にかつて座した教皇)が名づけ親です。  罪の正体とは、その実「願いの残骸」であり、「叶わなかった願い」「後悔」などがそれにあたります。  『筐』は他者から「願いの残骸=罪」を掠め取り、それを自身の「願いを叶える力」へと変換します。  『筐』に「願いを叶える力」が溜まると、『筐』は所有者の根源的な願いを叶えるために、様々な現象を発生させます。  それが『筐』の所有者が引き起こす超常現象であったり、「超能力」「魔法」「奇跡」と呼ばれるものの正体です。  また、罪は『筐』の所有者が成長する糧でもあります。  より成長し、上にのし上がる者ほど、犠牲にしてきた者の数が多いのです。 ***▼『覚醒者』  &bold(){かくせいしゃ}、或いは&bold(){クリミナル}と称されます。  覚醒者とは、自らが所有する『筐』の存在を自覚した者であり、『筐』の力を行使するに至る・至った者の総称です。  バチカンは原則的にあらゆる覚醒者の存在を禁じていますが、  『筐』の力を悪用する・『筐』の力を暴走させてしまった覚醒者(=異端者)を統制・殲滅するために  自らたちが『筐』の力を行使することに関しては黙認しています。  【C3】でPLたちが操るPCは、全てこの覚醒者であると言えます。 ***▼『異端者』  &bold(){いたんしゃ}、或いは&bold(){ヘレティック}と称されます。  覚醒者の中でも、自らの欲に溺れたり、『筐』の力を制御できずに暴走させてしまった者のことを言います。  世界各地の防衛機関は、異端者は排除すべきということを共通認識として有します。  異端者の中でも、その排除に甚大な労力を要するほど強大な力を有するようになった者を『侵略者(インベイダー)』、  そして自らの『筐』の力を以って自らの望む世界(=異界)を創り上げる力を持った者を『君臨者(インペラトル)』と称します。 ***▼『契約者』  &bold(){けいやくしゃ}、或いは&bold(){ジャッジ}と称されます。  覚醒者の中でも、異端者の排除や異化現象の殲滅を目的として『筐』の力を行使する者のことを言います。  その多くは異端者や異化現象によって大切な人を失ったり、凄惨な悲劇を目の当たりにして異化を憎む者です。  防衛機関に所属し、『筐』の力を行使する者は契約者として認識されます。  (ただし、その全てが契約者では必ずしもありません。防衛機関に所属する者からも異端者は生まれます)  侵略者や君臨者を単体で排斥できるほどに強大な力を身につけた者を『代行者(アバター)』『執行者(エグゼクタ)』等と称します。 ***▼異化  &bold(){いか}、或いは&bold(){ミューテーション}と称されます。  「同化」の対義語として使われる異化とは異なります。  異化とは、広義には『筐』の力によって引き起こされるあらゆる現象のことを差します。  ですが狭義には、『筐』の力によって覚醒者・異端者もしくはその屍骸が「異獣」「異形」「異骸」などのモンスターへと変貌したり、  特定の地域が「異界」化したり、君臨者などが「異界」を開闢してしまうことを差します。  多くの場合、狭義での意味で用いられます。  異化は多くは無差別に周囲の人間を半強制的に巻き込むために、また、その裏に異端者の影が存在するために、  各防衛機関ではその迅速な察知と対処が心がけられ、所属する覚醒者の派遣が求められます。  しかし、それが間に合わず、悲劇が起きてしまうことも多々あります。 ***▼異獣・異形・異骸  &bold(){いじゅう/いぎょう/いがい}、或いは&bold(){ジャバウォック/バンダースナッチ/ハンプティ}と称されます。  これらはかつて人間だった者の成れの果てであり、人体に強大な異化現象が起こることで発生します。  人の形を失い、獣や幻想の生物のような姿を持つ個体を異獣、  ある程度人の形を保っているものの、グロテスクな外見を持つ個体を異形、  そして屍骸が異化し生まれるアンデッドモンスターを異骸、と区別しています。  その者がどのような『筐』の力を持っていたかで、どのような異獣・異形・異骸になるか、が決定され、  特に異獣と異形は、自らの力を制御できなくなった(罪に塗れた)覚醒者から生まれるために、  多くは強大な力を有し、そのため排除には多くの人員と労力が必要とされます。  逆に異骸の多くは異獣や異形に比べ脆弱な個体が多いですが、屍骸から発生するため、  異獣・異形に比べ数が多く、また、一度に多く発生することも多いです。  その多くは自らの衝動に駆られ動きますが、一部の個体は特定の異端者などに操られていることもあります。 ***▼異能  &bold(){いのう}、或いは&bold(){キャスト}と称されます。  異能とは、覚醒者が行使する『筐』の力です。  それは時に「超能力」「魔法」「奇跡」などと呼ばれます。  異能は異化現象の最小単位であり、覚醒者が行使する異能の内容は、実に様々です。 ***▼原罪  &bold(){げんざい}、或いは&bold(){カーディナルクライム}と称されます。  原罪とは、『筐』に込められた、覚醒者の「願いの根源となる原風景」であり、「全ての願いが叶った先にあるモノ」を差します。  例えるなら、幼い頃に憧れたテレビの中のヒーローの姿であったり、自身の両親を刺殺した強盗に対する憎悪、などが挙げられます。  
*Chapter.00 Track.04;【C3】基本用語 ***▼『筐』  &bold(){はこ}、或いは&bold(){キューブ}と称されます。    発祥はおよそ紀元前4000年とされ、神(等と称される、世界が持つ意志)により人類に齎されました。  当初は種の爆発的な繁栄により世界自体が食い潰されることを抑制するため、  種の統制者として選ばれた人類(のうち、ごく限られた者たち)に与えられました。  大洪水による種の統制が行われた際に『筐』は『舟』を形取り、  その後に一旦は姿を消しましたが、人類の一部は『筐』の力を残し、それを以って社会に君臨しています。  『筐』は「その者の根源的な望み(願い)を叶える」性質と用途を持ちます。  神から与えられた際には「種の統制(大洪水)を免れる」というただそれだけの用途しかありませんでしたが、  現代の『筐』は、時代が流れるにつれて神の手から離れ、人類のものとなり、  現在における性質と用途を持つに至ります。  そして『筐』が所有者に与える力や、その力の源は『罪』と称され、  バチカンを本拠地とする世界最大の唯神教を代表とする各防衛機関により、  その使用を制限、厳しく罰せられています。   その形状は10cm×10cm×10cmの立方体であり、人それぞれにそのデザインは異なりますが、  『筐』そのものが具現化することは稀であり、  『筐』を有する者は(自覚するにしろしないにしろ)時折そのイメージを夢などで見ることがあります。  『筐』は人類ならば誰しもが所有するものですが、  『筐』の存在を自覚している者は少なく、むしろ自覚しない者が殆どです。 ***▼『罪』  &bold(){つみ}、或いは&bold(){クライム}と称され、一般的な概念の『罪』とは異なります。  罪は『筐』の原動力であり、「やがて世界を滅ぼすであろう意志の欠片」を差します。  バチカン(の中心にかつて座した教皇)が名づけ親です。  罪の正体とは、その実「願いの残骸」であり、「叶わなかった願い」「後悔」などがそれにあたります。  『筐』は他者から「願いの残骸=罪」を掠め取り、それを自身の「願いを叶える力」へと変換します。  『筐』に「願いを叶える力」が溜まると、『筐』は所有者の根源的な願いを叶えるために、様々な現象を発生させます。  それが『筐』の所有者が引き起こす超常現象であったり、「超能力」「魔法」「奇跡」と呼ばれるものの正体です。  また、罪は『筐』の所有者が成長する糧でもあります。  より成長し、上にのし上がる者ほど、犠牲にしてきた者の数が多いのです。 ***▼『覚醒者』  &bold(){かくせいしゃ}、或いは&bold(){クリミナル}と称されます。  覚醒者とは、自らが所有する『筐』の存在を自覚した者であり、『筐』の力を行使するに至る・至った者の総称です。  バチカンは原則的にあらゆる覚醒者の存在を禁じていますが、  『筐』の力を悪用する・『筐』の力を暴走させてしまった覚醒者(=異端者)を統制・殲滅するために  自らたちが『筐』の力を行使することに関しては黙認しています。  【C3】でPLたちが操るPCは、全てこの覚醒者であると言えます。 ***▼『異端者』  &bold(){いたんしゃ}、或いは&bold(){ヘレティック}と称されます。  覚醒者の中でも、自らの欲に溺れたり、『筐』の力を制御できずに暴走させてしまった者のことを言います。  世界各地の防衛機関は、異端者は排除すべきということを共通認識として有します。  異端者の中でも、その排除に甚大な労力を要するほど強大な力を有するようになった者を『侵略者(インベイダー)』、  そして自らの『筐』の力を以って自らの望む世界(=異界)を創り上げる力を持った者を『君臨者(インペラトル)』と称します。 ***▼『契約者』  &bold(){けいやくしゃ}、或いは&bold(){ジャッジ}と称されます。  覚醒者の中でも、異端者の排除や異化現象の殲滅を目的として『筐』の力を行使する者のことを言います。  その多くは異端者や異化現象によって大切な人を失ったり、凄惨な悲劇を目の当たりにして異化を憎む者です。  防衛機関に所属し、『筐』の力を行使する者は契約者として認識されます。  (ただし、その全てが契約者では必ずしもありません。防衛機関に所属する者からも異端者は生まれます)  侵略者や君臨者を単体で排斥できるほどに強大な力を身につけた者を『代行者(アバター)』『執行者(エグゼクタ)』等と称します。 ***▼異化  &bold(){いか}、或いは&bold(){ミューテーション}と称されます。  「同化」の対義語として使われる異化とは異なります。  異化とは、広義には『筐』の力によって引き起こされるあらゆる現象のことを差します。  ですが狭義には、『筐』の力によって覚醒者・異端者もしくはその屍骸が「異獣」「異形」「異骸」などのモンスターへと変貌したり、  特定の地域が「異界」化したり、君臨者などが「異界」を開闢してしまうことを差します。  多くの場合、狭義での意味で用いられます。  異化は多くは無差別に周囲の人間を半強制的に巻き込むために、また、その裏に異端者の影が存在するために、  各防衛機関ではその迅速な察知と対処が心がけられ、所属する覚醒者の派遣が求められます。  しかし、それが間に合わず、悲劇が起きてしまうことも多々あります。 ***▼異獣・異形・異骸  &bold(){いじゅう/いぎょう/いがい}、或いは&bold(){ジャバウォック/バンダースナッチ/ハンプティ}と称されます。  これらはかつて人間だった者の成れの果てであり、人体に強大な異化現象が起こることで発生します。  人の形を失い、獣や幻想の生物のような姿を持つ個体を異獣、  ある程度人の形を保っているものの、グロテスクな外見を持つ個体を異形、  そして屍骸が異化し生まれるアンデッドモンスターを異骸、と区別しています。  その者がどのような『筐』の力を持っていたかで、どのような異獣・異形・異骸になるか、が決定され、  特に異獣と異形は、自らの力を制御できなくなった(罪に塗れた)覚醒者から生まれるために、  多くは強大な力を有し、そのため排除には多くの人員と労力が必要とされます。  逆に異骸の多くは異獣や異形に比べ脆弱な個体が多いですが、屍骸から発生するため、  異獣・異形に比べ数が多く、また、一度に多く発生することも多いです。  その多くは自らの衝動に駆られ動きますが、一部の個体は特定の異端者などに操られていることもあります。 ***▼異能  &bold(){いのう}、或いは&bold(){キャスト}と称されます。  異能とは、覚醒者が行使する『筐』の力です。  それは時に「超能力」「魔法」「奇跡」などと呼ばれます。  異能は異化現象の最小単位であり、覚醒者が行使する異能の内容は、実に様々です。 ***▼原罪  &bold(){げんざい}、或いは&bold(){カーディナルクライム}、&bold(){コア}と称されます。  原罪とは、『筐』に込められた、覚醒者の「願いの根源となる原風景」であり、「全ての願いが叶った先にあるモノ」を差します。  例えるなら、幼い頃に憧れたテレビの中のヒーローの姿であったり、自身の両親を刺殺した強盗に対する憎悪、などが挙げられます。  原罪は大きく、善性と悪性の二つに分かれます。  憧れや理想、「こう在りたい」というポジティブな願いの原風景は善性の原罪となります。  逆に、憎しみや悲しみ、「こうなりたくはない」というポジティブな願いの原風景は悪性です。  (前述の例で言えば、前者が善性であり、後者が悪性です)  善性と悪性の大きな違いは、  善性が制御性に富み爆発力に欠けるのに対し、  悪性は暴走しやすいものの非常に強大な力を引き出せることです。  原罪は『筐』の中ではイメージでしかありませんが、『筐』から出るとそのイメージが特定の形を持つようになります。  原罪の形は大きく「武器・道具」「防具・装具」「無機物・機械」「人型」「獣型」「概念・不定形」の6つに分かれます。  原罪の形の違いは、覚醒者が行使できる異能の種類に大きく影響し、また、PCがどのような能力を持ちうるかも決定します。  そしてこの原罪を「願い」として『筐』を以って解放・行使することを「原罪解放(コア・キャスト)」と称します。  コア・キャストは、覚醒者が行使しうる異能の最も恐るべき力であり、秘儀となります。 ***▼契器  &bold(){けいき}、或いは&bold(){コントラクト}と称されます。  「マジックアイテム」「神器」「オーパーツ」などと呼ばれることもあります。  契器とは主に防衛機関に流通する、覚醒者の異能の力を増幅・制御する特殊なアイテムを差します。  永続的に使用できるもの・消耗品に大きく分かれ、その用途・効果も様々です。

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