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ロボトミー療法
最終更新:
bioota2010
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ロボトミー手術。大脳皮質の前頭前野をアイスピック状の危惧で切除することで精神病患者を沈静させるという、ものすごい「療法」(もちろん患者は沈静化します、というか、廃人になります)は、1960年代まで行われていました。ちなみに創始者のエガス・モニスはノーベル医学生理学賞を受賞しています(1949年)。ノーベル賞の黒歴史といえます。でも、別にそのときのノーベル賞委員会がバカだったわけではありません。このあたりの話は、竹内薫『99.9%は仮説』光文社新書でも書かれているので興味のある方はどうぞ。
ちなみに、Wikipediaにある通り、人をロボットrobotのようにしてしまうからロボトミーではなく、ロボトミーlobotomyはロベクトミーlobectomy;葉切除と同義です。これは、葉を一塊に切除することを意味する外科分野の術語です(肺や脳などで臓器を構成する大きな単位を「葉lobe」と呼ぶ)。
『銀河英雄伝説』にも登場するらしいですが、詳細不明。