投手指標

  • QS
Quality Start「良好な先発」
先発投手が6イニング以上を投げ、かつ自責点を3以内に抑えたときに記録される。結果的にどれだけ試合を作れたかを表す指標。

  • QS%
Quality Start Percentage
QS%=QS数/先発した試合数

  • HQS
High Quality Start
先発投手が7投球回以上を投げ、かつ自責点を2以内に抑えたときに記録される。

  • HQS%
High Quality Start Percentage
HQS%=HQS数/先発した試合数

  • WHIP
Walks plus Hits per Inning Pitched「投球回あたり与四球・被安打数合計」
WHIP=(安打+四球)/回数
1イニングあたり何人の走者を出したかを表す。
一般に先発投手であれば1.00未満なら球界を代表するエースとされ、1.20未満ならエース級、逆に1.40を上回ると問題であると言われる。
Wikipedia
Baseball Concrete(WHIPの解釈と応用)
以下抜粋
「WHIPは気まぐれな被生還率や走者の引き継ぎの問題に左右されずにわかりやすく『どれだけ打たれたか』を評価できる。出塁の内容を区別しないという欠点はあるが投手は比較的出塁の内容によって差がつきにくいためWHIPでも失点を阻止する能力をなかなかよく説明できる」

  • DIPS
Defense Independent Pitching Statistics
「投手自身でコントロールできる部門」奪三振、与四球、被本塁打で投手を評価する手法。
Wikipedia

  • FIP
Fielding Independent Pitching
FIP=(被本塁打*13+(与四球+与死球-敬遠四球)*3-奪三振*2)/投球回数+3.12
野手による影響を受けない結果(被本塁打、三振、四死球など)のみで投手の能力を評価した指標。DIPSの考え方による評価手法。
Lucky's Baseball Records Museum(DIPS と FIP に対する当館のスタンス)
Baseball Concrete(用語解説)
Baseball Concrete(DIPS再考)

  • RSAA
Runs Saved Above Average
RSAA = (リーグ失点率-失点率)/9×投球回
リーグ平均の失点率と個人の失点率を比較し、リーグ平均に比べどれくらいの失点を防いでいる(取られている)かを見る指標。プラスであればあるほど優秀とされる。

  • LOB%
Left On Base%
LOB% = (安打+四死球-得点) / (安打+四死球-1.4*本塁打)
出塁した走者に得点を許さなかった割合。

  • AGSc
Average Game Score
AGSC={(50×先発登板数+アウト数+4回以降イニングを完了させた数×2+奪三振数-被安打×2-自責点×4-
(失点-自責点)×2-与四球}÷先発登板数
先発投手を評価する指標。

  • tERA
 tERA=0.93×{(0.298×四球+0.327×死球-0.108×三振+1.411×本塁打+0.044×ゴロ+0.320×ライナー
       -0.118×内野フライ+0.163×外野フライ)
        /(三振+0.744×ゴロ+0.245×ライナー+0.980×内野フライ+0.648×外野フライ)×27}
DIPSの考え方を発展させた指標。発生したイベントから見かけ上の失点・アウト数を求め、それらにより防御率を計算したもの。
各イベントを発生させたのは投手の責任、Ball In Playとなるイベントをアウトにするかどうかは守備側の責任。
ゴロ、ライナー、内外野フライは~~性の当たりという意味で、アウト・ヒット・失策の結果は問わない。
「守備を平均的と仮定した場合の防御率」
出典:真の防御率(SMR Baseball Lab)

  • xFIP
Expected Fielding Independent Pitching
 xFIP = (13*0.11*外野フライ+3*(与四球+与死球-敬遠)-2*奪三振)/投球回+リーグごとの補正値
 リーグごとの補正値=リーグ全体の{防御率-(13*被本塁打+3*(与四球+与死球-敬遠)-2*奪三振)/投球回}
打たれた外野フライに一定の本塁打を見込んでFIPを計算するのがxFIP
出典:SMR Baseball Lab 用語集





  • 最高 -- 持 (2016-07-11 13:43:25)
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最終更新:2016年07月11日 13:43