鈴木拓「バラムガーデン? 次のロケ現場ですよね?」1


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鈴木「うわ~、でっけ~」

鈴木「でもロケ内容が不安だな~」

鈴木「シードになるってなんだよ、シードって」

鈴木「あ~どうせなら塚っちゃんがこういう仕事やればいいのに」

鈴木「まあいいや。行くかな~、めんどくせぇけど」



鈴木「え~っと、ここ進んでけばいいんだよな」

鈴木「あ~帰りてえ~。空き時間とかで釣りできる場所ねえかな~」

鈴木「……」

鈴木「あれ、そう言えば何になるんだっけ?」

鈴木「……」

鈴木「まあいいや」





ガチャン

鈴木「あれ? 開かねーぞこの改札口」

警備のじいさん「誰だ、見かけん顔だが……」

鈴木「あ~、え~。撮影です」

警備「?」

鈴木「いや、だから。ロケでここ入らないといけないんですよ、通して下さいよ。話は通ってるんでしょう?」

警備「いや、さあ……」

鈴木「はぁ!? おかしいですよそれは~」

警備「そうは言われてもの~……」

シド「ああ、もしもし。あなたがスズキさんですか?」



鈴木「あ、はい。鈴木ですけど、この学校の人? ちょっと責任者呼んでもらえないですかね?」

警備「こ、こりゃ! このお方はな!」

シド「ほほほっ、いいんですよ。とにかく彼を通してあげて下さい。私が許可しますよ」


鈴木(うわぁ、偉そうなじーさんだなぁ)

……ガチャン

鈴木「あ、これもういいんスか?」

シド「ええ、どうぞ」


シド「では、どうぞこちらです」

鈴木「うわ~中もでっけ~」

シド「ふふっ、気に入っていただけましたか?」

鈴木「いえ、別にそういうわけじゃないです」

シド「……」

鈴木「あ、そう言えば僕シードになるためにここに来たんですけど」

シド「……ははっ、なかなかユニークな方ですね」


「きゃっきゃっ」

シド「……まあ、ここでは何ですから。私の部屋に行きましょう、話はそれからです」

鈴木「はぁ……」

シド「では、行きましょうか」コツコツ

鈴木(やっぱ偉そうなじーさんだな……)

「……あ、学園長先生こんにちは」

走る少年「こんにちは~!」タタタッ

シド「はい、こんにちは」

鈴木「えっ」

シド「ふふっ、こう見えても私が学園の……」

鈴木「廊下を走るなんて、いけないガキですね~」

シド「……」



チン

鈴木「うわ~すげ~学校なのにエスカレーターなんてある」

シド「ははっ、これはエレベーターですよ」

鈴木「え、僕エレベーターって言いましたよ!」

シド「えっ」

鈴木「あれ、僕そう言いましたよね?」

シド「いえ、私に聞かれても困るんですけど、ね」ポリポリ

鈴木「エレベーターすげ~な~」

チン

シド「は、ははっ。とにかくどうぞ、ここが学長室になります」


学長室

シド「まあ、ゆっくりして下さい」

鈴木「あ、すいません。ゆっくりしたいんで椅子とかあるとイイんですけど」

シド「ふふっ、すぐに終わる話ですので我慢して下さい」

鈴木「そうっすね。僕も早く仕事を終わらせて帰りたいんですよ~」

シド「では、お話を。スズキさんはこのバラムガーデンで……Seedになるために訪れた、という事でよろしいですね」

鈴木「仕事ですからね」



シド「ふむ……スズキさんは、そもそもこのガーデンやSeedの事をどれ程ご存知でしょうか?」
鈴木「いえ全く。台本には書かれてなかったもんですから」

シド「ふむぅ……ではそこから始めましょうか。そもそもSeedとは、我がガーデンが誇る精鋭の……」

鈴木「……ああ、ちょっとすいません」

シド「何か質問ですか?」

鈴木「いえ、やっぱ台本に書いてあったから説明はいいです」

シド「……」

シド「では、ちょっとお話聞かせてもらえますか。その台本とやらに書かれていた……」

鈴木「このガーデンが誇る、精鋭のアレですよね。アレ」

シド「……」


シド「アレ、とは何ですかね?」ポリポリ

鈴木「ほら、アレですよアレ」

シド「……傭兵と言いたいんですか?」

鈴木「そう、そうです! そのリョウヘイとか言うやつです」

シド「すいません、もう一度お聞きしてもいいですか?」

鈴木「リ、リョウヘイ」

シド「傭兵、です」

鈴木「洋平?」

シド「はい、ご理解いただけましたか?」

鈴木「とりあえず、その人がスゴいんだな~って事はわかりました」

シド「ははっ、今からあなたもそれを目指すんためにここに来たんじゃないですか」

鈴木「ええっ、僕が洋平さんになるんですか!?」


シド「はい、Seedとはそういう物ですから」

鈴木「へぇ~。Seedって洋平の事だったんですね」

シド「もちろん誰もがSeedになれるわけではありません。学業、実戦の成績はもちろん……素行や態度も」

シド「いわばガーデンの顔ですから、彼らは」

鈴木「えっ、その洋平って人いっぱいいるんスか?」

シド「そうですね、数はいますよ。全世界に向けて……のSeedですからね」

鈴木「世界の洋平ってすげ~なぁ。どんな人なんだろ」

シド「ふふっ、すぐに会えますよ。ああ、実戦と言えば……」

シド「スズキさん、あなたはどんな武具をお使いですかね?」


鈴木「はい?」

シド「武器ですよ。何を使って戦うのか……」

鈴木「はぁ、とりあえずツッコミもボケもできますけど。それが武器ですかね~」キリッ

シド「いえ……そういう意味ではなくてですね」ポリポリ

シド「例えば、剣とか銃とか……何かありませんか?」

鈴木「あ~、そういうのは無いっスね~」



シド「……では、こちらから支給する形でよろしいですかね。何か希望の武器はありますか?」

鈴木「よくわかんないんで……」

シド「なるほど! では、ガンブレードなんて如何ですか。古い武器で扱いは難しいですが……」ワクワク

鈴木「あ、僕釣竿が欲しいです」

シド「いえ、あの、武器ですから……」ポリポリ

鈴木「釣竿がいいです」

シド「はぁ……そこまで言うなら、手配してみますけれども、いやはや……」ポリポリ


シド「……では、話ばかりも何ですから、あなたが授業を受ける教室にご案内しましょうかね」

鈴木「あんま、おっさんと二人で歩きたくないんだけど、まあいいです」

シド「一応学園長なんですがねぇ……まあ、ご心配なく。あなたの担任になる先生を今から呼びますので」ポリポリ

ピンポンパンポーン

シド『え~、キスティス先生キスティス先生、至急学園長室、シドの所までお願いします』

鈴木『お~校内放送なんて久しぶりだわ~』

シド『……すいませんスズキさん、まだ私が話してる途中なんで……』

ピンポンパンポーン


……。

スーッ。

キスティス「失礼します」

鈴木「……」ボーッ

シド「ああ、よく来てくれましたねキスティス先生」

キスティス「……」カツカツ

キスティス「……」ハァ

……。


キスティス「その方が、先ほどの?」

シド「ええ、Seedになるためにバラムガーデンに……ええっと、何でしたっけ?」

鈴木「何がですか?」

シド「お仕事の事をなんて言ってましたっけ?」

鈴木「ああ……ロケです。ロケ」

シド「そうそう、そのロケです。ではスズキさん、自己紹介をお願いします」

鈴木「あ、はい。鈴木です」

鈴木「……」

キスティス「?」

シド「終わり……ですか?」

鈴木「えっ、何がですか?」

シド「いえ、何でもありません」ポリポリ

キスティス「……」クスッ


シド「えー、ではキスティス先生」コホン

キスティス「はい。キスティス=トゥリープです、よろしくお願いしますねスズキさん」

鈴木「綺麗な先生ですね~」

キスティス「どうも」

シド「ではキスティス先生、後の事はお願いしますね」

キスティス「……」

シド「……」コホン

キスティス「あ、は、はい。ではスズキさん、こちらへ」

鈴木「あ、エスカレーターですね」

キスティス「……」

鈴木「あれ、エレベーターでしたっけ?」

シド「……」ポリポリ


教室前廊下

鈴木「いや~すごい学校ですね~」コツコツ

キスティス「……」コツコツ

鈴木「こんな所で勉強できるっていいですね~」

キスティス「……」コツコツ

キスティス「別に」

鈴木「?」

キスティス「ふふ。ごめんなさいね、つい」クスクス

鈴木「はぁ」

鈴木(うわ~なんか笑ってるよ。鳥居みゆきみたいな人なのかな~この人)



キスティス「あ、ねえスズキさん」

鈴木(ヒットエンドラ~ンとか言ってくれねえかな)

キスティス「……スズキさん?」

鈴木「あ、は、はい。鳥居です」

キスティス「トリイさん?」

鈴木「いえ、鈴木です」キリッ

キスティス「ふふっ、何ですかその顔」クスクス

鈴木「いや、生まれつきなんですけど……」

キスティス「あ、ご、ごめんなさい。そういう意味じゃなくてですね……」

キスティス「なんか、掴めない人だな~って思って」

鈴木「はぁ、よくポンコツ芸人って言われてますけど」



キスティス「ふふっ、そういう生徒を一人知っているわ」

鈴木「?」

キスティス「無表情で、何考えてるかわからなくて……」

鈴木(あ~、腹減ったな~)

キスティス「ふふっ、今からいる教室にいるんだけどね」

鈴木「すいません、お昼まだですかね?」

キスティス「……コホン。まだ朝のホームルーム前ですからね」

鈴木「あ、お昼と言えばここって円で買い物できますかね?」

キスティス「……」

キスティス(会話が噛み合わないわね……)


鈴木「ほら、これなんですけど」ペラッ

キスティス「……見たことないお金。紙のお金なんてあるのね」

キスティス「ここでの通貨はギルで……」

鈴木「ええっ、これ使えねーの!」

キスティス「そうね……Seedになれば給料という形でお金は振り込まれるけど……それ以外の生徒は自分で何とかするしか……」

ピロリーン 400000


キスティス「って、あら? ギルが振り込まれて……」

鈴木「あ、すげー。大金だぁ~」

キスティス「おかしいわね。どうしていきなりそんなお金が……」

鈴木「……あ! そうだ、塚っちゃんがCMのお金が入るって言ってたからそれだ~」

キスティス「……」

鈴木「ありがとう塚っちゃん~」ニヤニヤ

キスティス(彼より掴めない人かも……ね)


教室

プシュー

キスティス「はい、みんな座って。ホームルーム始めるわよ」

鈴木「……」ボーッ

「ひそひそ」

「誰、あれ? 転入生?」

キスティス「は~い、みんな静かに。今日からロケでこのクラスに入る事になった……」

鈴木「……」

キスティス「コホン、自己紹介を」



鈴木「えっ、あ、はい。何ですか?」

キスティス「自己紹介を!」

「くすくす」

「早速怒られてる、くすくす」

キスティス「……ハァ」

サイファー「……」

スコール「……」

鈴木「ああ、えっと。鈴木です、よろしく」

鈴木(こえ~、後ろの二人めっちゃ睨んでるよ)


バンッ!

鈴木「!」

サイファー「キスティス先生よ、一つ聞きたいんだが」

キスティス「イスを蹴らない。サイファー発言ならまず手をあげなさい」

サイファー「そこの貧弱挙動不審野郎が、なぜこのガーデンにいるのか。俺はそれを聞きたい」

「いきなりイジメかよ」ヒソヒソ

「目つけられたらヤバいよ、あの転入生」ヒソヒソ

キスティス「そんな事言っていいのサイファー」

サイファー「あン?」

キスティス「ここにいるスズキ……君はね。Seed実地試験を受けるためのテストで9割以上の得点を出しているの」

クラス「!」


キスティス「よって、今日のSeed選考の実地試験にも参加してもらいます」

「まじかよ……」ザワザワ

鈴木「あの~、テストって何の」

キスティス「予め送っておいたはずです。ほら、この用紙……」パラッ

鈴木「ああ、スタッフさんから渡されてた紙だ」

キスティス「あなたはこのテストで優秀な成績を出しています。今後ろで立っている……サイファーよりも、ね」

サイファー「っ……!」

鈴木(あ~、全然わかんね~から塚っちゃんにお願いしてたテストか~。よかった~ありがとう塚っちゃん)

鈴木(……ジャンクなんとか、とかアビリなんとかなんて、外国語ばっかのテストなんだもんな~)


サイファー「ちっ!」ガタッ

キスティス「サイファー、乱暴に座らない……コホン」

キスティス「試験に参加しない人、先週の筆記で失敗しちゃった人はここで自習」

キスティス「試験に参加する人は夕方まで自由時間。いつも以上に念入りに準備しておくこと」

キスティス「16時にホール集合。実地試験の班を決めます」

キスティス「OK?」

キスティス「それからサイファー!」

サイファー「……」

キスティス「練習の時は相手にケガをさせないように」


サイファー「!」バン

キスティス「それじゃ、試験参加者とはあとで会いましょう」

鈴木「あの、僕はどうすればいいんですかね? あ、もしかして空き時間ですか?」

キスティス「それからスコール、話があるからここに来てちょうだい」

キスティス「スズキさんも、ここにいて下さいね」

鈴木「ちぇっ」

キスティス「いて下さいね!」

鈴木「は~い」

スコール「……」


スコール「……」コツコツ

キスティス「まずは自己紹介」

スコール「……」

キスティス「ハァ……彼がスコール。私の生徒よ、見ての通り……無愛想だけどね」

スコール「……悪かっ「悪かったな」

スコール「……」ハァ

キスティス「……」クスクス

鈴木「ええっと、鈴木です」

スコール(それはさっき聞いた……)

鈴木「趣味は釣りです」

スコール(そんな事は聞いて……ない)


キスティス「コホン。あなたたち、まだ【炎の洞窟】に行ってないわね」

鈴木「?」

キスティス「ああ、えっと。Seed試験を受けるために課題のクリアが必要なの。スコールもスズキさんも、それがまだだから、こ

うして声をかけたわけ」

スコール(今朝行こうと思ったんだ。でもサイファーが……)

スズキ(ヤベ、腹へって現在出ねえや)

キスティス「ん? 何か正当な理由があるの?」

スコール「……べつに」

スズキ「すいません、ロケ弁届いてないですかね?」


スコール(変な奴……)

キスティス「これから一緒に行くわよ。自信がなかったら学習用パネルで復習してから……」

スズキ「あ、じゃあその間にご飯食べてきていいですか?」

スコール「……いや、もうGFは習得済みだ。必要ない」

キスティス「そう、じゃあ行きましょうか」

スズキ「え~俺腹へっちったんだけど」

スコール「……」

キスティス「……大丈夫かしら、スズキさん」


廊下

鈴木「へへ~。学食で飯食っていいって言われたぞ」

鈴木「とりあえず下まで行って……」コツコツ

「ちこく~!」

鈴木「えっ?」

「きゃっ!」ドンッ

鈴木「おわっ! い、いて~、な、なにするだよ! ちゃんと前見て歩けよ!」

「……しょっと」

「ごめんなさ~い、急いでたから」

鈴木「廊下を走るガキといい、なんだよこの学校は!」

鈴木「もっと前を見て走れ!」

「え? あ、う、うん。ごめんねぇ~」

(そこのクラスの人……なのかな?)


「あ、あの。もしかしてホームルーム終わっちゃった?」

鈴木「ああ、はい? 多分」

「がーん、しょっく~」

「う~、だってここ前にいたガーデンより広いんだもん……」

鈴木(あ~、学食で何食べよう)

「あ、ねえねえ」

鈴木(領収書貰わないとな~、あれ、番組中なんだっけ。忘れちったや)



「私さっき転校してきたばっかりでさ。よかったら、ここのガーデン案内して?」

鈴木「あ、じゃあ僕ご飯行きますんで」

「え、ええぇっ! ちょっと何言ってるかわかんないよ~」

鈴木「あ~、それで思い出した。サンドイッチマンさん元気にしてるかなぁ~」

「うぅ……なんか変な人にぶつかっちゃったよぅ~」

鈴木「……で?」

「だ、だからぁ~。ガーデン案内してよ~」

鈴木(あれ、なんか他に用事無かったっけ?)

鈴木「……まあいっか」



鈴木「いいよ、それくらい」

「やったぁ~。じゃ、いこいこ」

鈴木「で、何すればいいの?」

「……」

「だ・か・らっ!」

(うう~ん……変な人にお願いしちゃったよぉ~……)

鈴木「とりあえず学食行こう学食。腹へってるんだよ俺」

「……」

「まあ……いいかっ」


廊下

「どうも、あ、よかったらこれどうぞ」

鈴木「はい?」

「弟がくれたカードなんですが、どうにも興味がなくて……よろしかったら、どうぞ」

鈴木「お~懐かしい。カードゲームかあ」

「んっ、カードやるの~?」

鈴木「これ売ったらお金になるかな」

「どうかな~。なんかよわっちそうなカードばっか」

「……あの、あげた本人を目の前にそういう話はやめて下さい」

鈴木「ああ、すいません。で、これ売るといくらくらいになりますかね?」

(お、大物ですね……?)


1階

鈴木「え~と」

「あれ、あそこに行き先板みたいなのがあるよ~」

鈴木「どれどれ……」

「はい、質問。どう使うの~?」

鈴木「知らねえよ! 俺に聞くんじゃねえ!」

「……」

鈴木「お、食堂がある。じゃあ、俺こっちだから」

「え? え?」

「……行っちゃった」

「変な人~……」

スコール(ん)

スコール「……」

「あ、ねえねえ。君このガーデンの生徒さん? 実はね~私~……」

……。


食堂

鈴木「あ~いい匂いがしてきた~」

風神「……サイファー、何飲?」

サイファー「……」

雷神「何か飲んでいいのか? 俺は水がいいもんよ」

風神「……無視」

鈴木「あ~腹へった」

サイファー「ん、おう。優等生」

鈴木「?」

風神「彼誰?」

雷神「見ない顔だもんよ」

サイファー「Seed試験に参加なさる……優秀な生徒君さ。なあ、スズキ?」

スズキ「はぁ。まあ、仕事なんで」


雷神「へえ~、そうなのか。風神がおごってくれるらしいもんよ、お前もどうだ?」

鈴木「えっ、マジで! やった~! 何食おうかな俺!」

風神「怒」

雷神「?」

スズキ「あ、じゃあこの食堂で2番目に高いメニューを……」

風神「黙!」ガッ

雷神「い、いてててて!!!」

スズキ「いてっ! な、何だよやめろよ~!」



スズキ「いって~……」

雷神(風神は気の強いところがあるから、気をつけた方がいいもんよ)ゴニョゴニョ

風神「? 何言?」

雷神「な、なんでもございません!」

鈴木「へ~。確かに気が強そうな顔してるなあ~」

雷神「ち、ちょっとぉ!」

風神「……」ガッ

雷神「い、いて~もんよ!」

鈴木「ってえ、蹴るなよ! このバカ!」

風神「……無視」プイッ

ダダダダッ

全員「!?」

「はぁ、はぁ、はぁ……」

「おばさん、まだパンある?」


「はぁ……おばさん、また来るよ」トボトボ

おばさん「今度はもう少し多く仕入れるけど保証はできないよ!」

……。

サイファー「……速度オーバーだな」

サイファー「今のヤツを校則違反の現行犯で逮捕、しに行くぞ」

サイファー「……じゃあな優等生。せいぜい試験頑張りな。最も……参加課題がクリアできればだが、な」タタタタッ

鈴木「……」

風神「御意」

雷神「了解だもんよ」

鈴木(走ったら逮捕されるのか~)

鈴木(じゃあ俺にぶつかったあの子は死刑レベルか~?)

鈴木「……あれ、俺ここに何しに来たんだっけか?」

正門

キスティス「さ、いきましょうか」

スコール「……」

鈴木「へ~い……て、学校から出るんすか!」

キスティス「当たり前じゃない。炎の洞窟はここから東に行った場所で……」

鈴木「移動か~。車は?」

キスティス「近くなんだから無いわよ。さ、いきま……」

鈴木「ロケバスも無いの! うわぁ~、面倒くせぇ!」

キスティス「……」

スコール(うるさい奴……)

キスティス「はぁ。いいからさっさと行きま……」

シド「ああよかった。まだいましたか」

スコール(シド学園長……?)


キスティス「どうしたんですか?」

鈴木「あ、さっきのおっさん」

シド「はい、先ほどスズキさんから注文があった武器が届いたので渡そうと思いまして」

キスティス「ああ、そうなんですか」

シド「ではどうぞ、スズキさん」

鈴木「うわぁスゲー。本当に釣竿だ!」

スコール(こんな物で……戦闘をこなせるのか?)



鈴木「うわ、なにこれ重っ!」ズシッ

シド「戦闘用ですからね。竿の部分には鉄、糸にも特殊な強度の材質を……」

キスティス「……それに、浮きの部分も何か普通のより大きいみたいですけど?」

シド「ああ、それは鉄球です。遠くの相手にもダメージを……という感じですかねぇ」ポリポリ

鈴木「あれ、針ついてないよ。これじゃあ肝心の釣りができねえよ!」

シド「戦闘用の竿ですから……ねえ」ポリポリ



鈴木「……まあいっか。これタダですよね?」

シド「支給品ですからお金はいりませんよ」

鈴木「そっか~タダじゃあまあ妥協してやるかな~」ブンブン

スコール(図々しい奴……)

シド「ははっ……」ポリポリ

キスティス「あまり振り回さないで。危ないわよ」

鈴木「うお~楽しい~!」ブンブン



シド「まあ、遠くを狙えるハンマー……みたいな物ですかね。扱いは難しいでしょうが、そこまで振れるなら大丈夫でしょう」

鈴木「やあ~、ありがとうございます」

キスティス「では、いってきます」

スコール「……」

シド「はい、期待してますよ。スコール、スズキさん」

スコール(……勝手に期待しないでくれ)

スズキ「いって! 手の皮剥けたいって!」ガシャーン

キスティス「……」ハァ

シド「期待……してますよ」ポリポリ


炎の洞窟前

キスティス「いよいよね。準備OK? GFをジャンクションするの忘れてない?」

スコール「俺はOKだ」

キスティス「スズキさんは?」

スズキ「大丈夫です」キリッ

キスティス「よろしい、行きましょう」

スコール(こいつは何のGFを持っているんだ?)

スズキ(ヤベー、適当に答えちゃったけどいっか。ジャンクションとかドライブインとかわかんねーっつうの)

スコール(まあいい……バトルすればわかる事か)

「課題、ローレベルGF取得。サポートはSeeD資格を持つ者。用意はいいな?」

スコール「はい」

スズキ(全然何言ってるかわかんない)

キスティス「……スズキ」

鈴木「は、はい。多分」

スコール「よろしくお願いします」

鈴木「お、お願いします」

キスティス「私がサポートします。教員NO14。キスティス・トゥリープです」

鈴木「あ、ド、ドランクドラゴン鈴木です。相方は塚っちゃんで……あ、春からドラマやるんですよ塚っちゃんが」

スコール(お前じゃ……ない)

キスティス(我慢、我慢……)プクスッ


キスティス(ドランクドラゴンて何かしら?)

スコール(それがスズキのGFか?)

「……制限時間を選びなさい。自分の能力にあった選択を。なまけもせず、無理もせず、だ」

スコール「じゃあ……」

鈴木「とりあえず2時間くらいで」

「……時間は10分から40分までだ」



鈴木「はぁ? なんだよそれ。サービスの悪い風俗かよ!」

スコール(風俗?)

キスティス(風俗?)

(風俗?)

鈴木「じゃあいいよ、60分しっぽりコースで! あ、ここもオプションとかあるの?」

スコール「……20分で」

「よろしい。ではいきなさい」

鈴木「か、からの~?」

鈴木「お、おい待てよ! 俺を置いてきぼりにするな! せっかくボケたのによぉ!」

スコール(……うるさい奴)



キスティス「……行くわよ。もう試験は始まってるんだから」

スコール「ああ」

鈴木「む、無しゅするなよ!」カミッ

スコール(噛んだ)

キスティス(噛んだ……)

(噛んだ……)

鈴木「……ふう」

「気はすんだか。ではいきなさい」

スコール「……」

スコール(大丈夫なのか、本当に?)



スコール(ドランクドラゴンとやらに期待……か)

スコール(……いや、他人なんてアテになるものか)

スコール(いざとなれば俺一人で戦えばいい)

キスティス「試験……スタートよ」

鈴木「あ~、やる気ありませんけどね!」

スコール(こいつに毎回ツッコむの、疲れるだろうな……)



鈴木「っていうかさっきの会話もさ~。もう終わりかよ! ってツッコんでくれなきゃあ」

スコール(誰に話しているんだ……)

鈴木「はあ~塚っちゃんならもっと大胆にツッコんでくれんのにな~!」

ピロリーン 8000000

鈴木「あっ、塚っちゃんのドラマの出演料だ! やったあ!」

キスティス「……コホン」

鈴木「っていうか暑っ! 何この部屋暑っ!」

スコール(わかってる、うるさいな……)

キスティス「いい? 私がサポートするのはバトルだけよ?」


キスティス「洞窟内での行動はあなたたち……」

鈴木「?」

キスティス「……いえ、スコールが中心になって行動してちょうだい」

スコール「……了解」

鈴木「え~俺は? 俺は?」

キスティス「あなたは、主にサポートをお願いね」

キスティス(何の、とは言わないけれど)

鈴木「わっかりました~!」

キスティス「……」

スコール「ん……」

エンカウント・レッドマウス×2

スコール「敵、か」

鈴木「うわあ、何あれ何あれ! 飛んでる、気持ちわりぃ!」

スコール(少しくらい黙っててくれ……)


キスティス「お手並み拝見ね」

スコール「……」スチャッ

鈴木「お~し、俺もこの武器を手に……」ジュワッ

鈴木「熱っ! 鉄熱っ! あのじじい、こんな変な武器よこしやがって!」

スコール(……役立たず)

キスティス「落ち着いてスズキさん。手を何かで覆ってそれで持てば……」

鈴木「ちっくしょう、あのじじい!」

キスティス「……」ハァ

スコール(俺がやる)


エンカウント・ボム×2

キスティス「ボムね……この敵には冷気系の魔法が……」


鈴木「よしっ、手袋をはめた俺に任せろ~!」

キスティス「ま、待って! その敵は自爆があって……」

鈴木「死ねっ! 死ねっ!」ガシポカ

ボム「!!」ズズズズズ

キスティス「あああっ……」

スコール「……」



キスティス「……」

スコール「先生……」

キスティス「ん……」

タタタタタッ

鈴木「うぉおおお!」ガシポカ

ボム「!!」ズズズズズ

鈴木「見たか! 俺にだって出来るぞ~」クルッ

【逃げた】

鈴木「……って、あれ二人は?」

ボム「!!」ズズズズズ

鈴木「ん?」


ドカーン
ツールボックス

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