隊長「男さぁーん!部下が全員いなくなりました!」2


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隊長「・・・朝です」

隊長「・・・タオルケットなんて被って寝てましたっけ」

隊長(・・・・・・ん?車の音がします。廃墟なのに、誰か来る人が・・・)

隊長「・・・! あの顔!」



隊長「・・・みなさーん! おかえりなさい!」

「「「・・・・・・」」」

隊長「あっ、男さーん! ほら! やっぱり皆さん帰ってきてくれましたよ!」

隊長「何台も! 全員帰ってきてくれました! コレが信頼です! ほら!」

隊長「え? そんな顔しかめて叫ばなくても!! 車の音で聞こえないです!」

隊長「なんですか!? 聞こえない・・・聞こえないですよ!!」

隊長「おとこさっ、きゃっ。そんな仲間が帰ってきたからって急にハグなんて! え? まさか、そんな訳ないでしょう!」

隊長「きっと車の音で聞き間違えたんですね! 男さん! もう一回言ってください!」

隊長「・・・そんな言葉聞こえませんから!! 仲間として戻ってきてくれたにっ・・・決まってるでしょうっっ!! もう嫌です!! お次は誘拐ですか!? 勝手にしてください!!」




隊長「・・・私のお家に身代金払うお金なんて無いに決まってるでしょう!? バカにバカを言うのも程ほどにして欲しいです!」

隊長「男さんもっ! きっと男さんも私を騙そうとしてるんですね! いいから離してください!! もう嫌なんです! 騙されるのも! 嫌なものを見るのも! わがままだって言われても構いません!」

隊長「私は冷静です。流水よりも冷たいですから! もうここで果てさしてください! どうせ捕まってもいやらしくいたぶられるのでしょう!?」

隊長「・・・もう・・・イヤなの・・・・・・」



隊長「・・・お祈り壇の下のむろを開けてください、鋲の抜けた床がありますからそこを剥がすと昔水路があった地下通路があります・・・古いキリストの教会ですから下には必ず水路があるんです」

隊長「男さん、いままでありがとうございました。どうぞ、もうお帰りになってください。男さんの分だけ最初から銀行に支払っておいてありますから」

隊長「あなたなら無事に抜けられるでしょう。繋がっているのは本家ですので、どうぞジャパンに持ち帰りたいものがあればご自由にどうぞ、咎める者の誰も居ません」

隊長「・・・どうしてですか? もう男さんはクビにしたんですから・・・」



隊長「・・・・・・よく言っていることが分かりません」

隊長「だってもう無理じゃないですか!」

隊長「そういう優しさはいらないと言っているでしょう! 離して! 離してください! あなたが嫌いです! やめてっ! まだ私にツライおもい・・・させた・・・か・・・?」

隊長「っ・・・うぅっ・・・うぅっ・・・・・・」



隊長「・・・そこ、右に入っていったほうが近いです」

隊長「・・・あの・・・重くないですか・・・」

隊長(何も返してくれない・・・言いたい放題で嫌われるのも当たり前ですよね)

隊長(泣いたら、平常を取り戻すって・・・隊長以前に人間として最悪ですよね・・・)

隊長「男さん、その、ごめんなさい今更遅いかもしれないですけど、ずいぶんと悪いことを言ってしまったし。でもその一応・・・その・・・」

隊長「・・・・・・え、後から話したい事・・・ですか?」



隊長(・・・こんなに早くお家に戻ってくるとは思いませんでした)

隊長(自分の部屋ってこんな落ち着くんですね)

隊長「あ、男さん。あの仕掛け理解できました? はい、あの重りを載せて光を漏らさないようにすれば誰も水路から入ってこれません。大丈夫です」

隊長「あ、足ですか? 大丈夫ですよ! もう結構ピンピンしてます!」

隊長(男さんの顔が怖くない・・・嗚呼、話しやすいです・・・)



73 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/09(日) 14:11:43.78 ID:boP9xf5g0

隊長「って男さんずっと寝てないんですから、一度寝てください。ほら私のベット貸してあげます!」

隊長「話は後からでいいです! 家に戻ってきちゃったんだから仕切りなおしで、おやすみのキスが無いと寝れないですか? 大丈夫なら早くおやすみなさい! 愛用枕はいい感じに柔らかいのでお奨めですよ!」

隊長「・・・男さん眠りました? 寝てますよね? イビキごうごう掻いてますからお休みのまっさなかですよね? あ、すこし目を開いてますよね? ね? 起きてるんでしょう?」

隊長「・・・・・・・・・」

隊長「・・・えへへ」

隊長(男さん、本当にありがとう)



隊長「・・・あ、目が覚めましたか?」

隊長「不肖ながらこの私めがずっと見張ってましたよ。お手伝いさんも解雇してしまっているので、ココには二人しかいないので交代制です」

隊長「さて、晩御飯にしますか? お風呂にしますか?」

隊長「そういうと思ってもう用意してます! ずっと寝てる間男さんイビキと腹のシンフォニーを奏でていましたから」

隊長「・・・犬は緊急食です! 入ってません!」

隊長「そーゆー失礼な事を言うなら私一人で食べちゃいます!」



隊長「男さんたくさん食べますね、育ち盛りって感じです」

隊長「え、まだ身長伸びてるんですか。男さん23歳って言ってましたよね?」

隊長「ちょっと立ってください・・・うわあ、男さんと頭いっこ分大きさ違います・・・」

隊長「あっ・・・っと、楽しくて足が痛いの忘れてました」

隊長「自分の家だからどうも気が抜けてしまいます、これじゃいけませんね」



隊長「・・・いつもの自分らしく・・・ですか?」

隊長「話したかったっていうのは・・・このことですか?」

隊長「…でも私バカですからちょっと気を詰めないとすぐドジするんです」

隊長「結局あの町の隠れ通路にだって行けませんでした・・・」

隊長「・・・え・・・・・・?」

隊長「行った事無いですよね? 何でそんな詳しく知ってるんですか?」

隊長「嘘ですよね? え、だって短時間であそこまで行ける訳・・・」

隊長「・・・数日前、街を偵察しに行ってたって・・・」

隊長「じゃあ教えてくださいよ! 無駄骨ならぬ無駄足じゃないですか!」

隊長「もー! 男さん優しいけど、時々やってることの意味が分かりません!」




隊長「え、私に質問・・・? 弾の入っていない鉄砲は捨てるべきか、否か? えっと、捨てたら駄目です・・・だって威嚇に使えますし」

隊長「敵と遭遇したとき、真っ先に敵に鉄砲を撃つべきか、否か? えっと、私鉄砲撃つ時、目をつぶるのできっと当たらないです・・・それに大きな音が鳴るので・・・こっそり隠れたほうが・・・」

隊長「相手の陣手前で怪我をした時は・・・えっと・・・」

隊長(私の・・・訓練だったんですか・・・)



隊長(確かに・・・経験しないと分からないことした・・・)

隊長「え・・・えっと、ひとつ質問いいですか!」

隊長「クマに出遭った後すぐ銃声が聞こえたんですけど・・・」

隊長「・・・やっぱり男さんでしたか」

隊長(クマに追いかけられそうになってる所、囮になってくれたんだ・・・)

隊長「・・・えへへ、やっぱり私、軍人さんには向いてないようです、だって男さんがずっと後ろに居たって一度も気付きませんでしたから・・・」




隊長「い、いつもなら10メートル以内にいればすぐに匂いで分かるんですけどね!」

隊長「・・・はい、そうです。向いてなくても、これは、私個人が、解決しないといけない事ですから」

隊長「・・・きっと一人で行っていたら無様な結果に終っていました」

隊長「及第点…ですか? それだけでも嬉しいですよ・・・」

隊長「もー、男さん心細かったんですから近くに居たら声掛けてくださいよー!」

隊長(・・・でも冷静じゃなかったから、きっと男さんの言葉なんてそっちのけでした・・・)

隊長(感謝してもしきれません・・・)



隊長「・・・あれ、えと・・・ちょっと待ってくださいシンキングターイム!」

隊長「・・・ずっと後ろ付いて来てるなら男さんも崖から落ちてきたって事です・・・よね?」

隊長「あそこほとんど斜面まっすぐですよ!? ちょっと身体見せてください!」

隊長「お、お断りします! 妹の見慣れていますから、だ、大丈夫なはず! お風呂! そうだお風呂一緒に入りましょう! その予行訓練ということで今脱いでください!」

隊長「えい!」

隊長(・・・・・・)


隊長「・・・お風呂じゃなくて後で身体拭いてあげます。はい、ベットに行きますよ」

隊長(男さん・・・あちこち生傷だらけじゃないですか・・・無茶しすぎです・・・)




隊長「男さん、失礼します」

隊長(私の部屋でも、今は男さんに貸してるんだからきちんとそれくらい言わないと)

隊長「え、えっと。何かして欲しいことありますか・・・?」

隊長「そ、そんな! 今ジャパンに帰られても困ります!」

隊長「って言いたくても私は言えないです・・・望まれるなら、準備しますよ」

隊長「でも、ホント迷惑にならないのならですけれど、もう少しお付き合いしていただけたら嬉しかったです・・・感謝してもしきれません、どうぞお好きな事を申し上げてください」



隊長「・・・冗談ですか? えっと・・・からか・・・った・・・?」

隊長「男さん意地悪です・・・許してあげません・・・」

隊長「・・・そういえばそうですね『一心同体』でした・・・男さんと私は」

隊長「この状況でいつもらしく振舞うなんて無理ですよ」

隊長「非常事態で人間らしさを保つには自分らしさを見失わないこと・・・ですか・・・」

隊長「・・・男さん、きっと学校で学級委員長に任命されて、嫌々ながらも受けちゃうタイプです・・・・・・」

隊長「わかりました、努力します」

隊長「・・・えっと、急にハイテンションに戻るのもアレなのでカウントダウンして貰ってもいいですか・・・?」

隊長「えっ、ちょっ! 三秒前から始めるのはハードル高いです! せめて10秒は欲しいところです!」



隊長(いつもの私・・・ですか・・・)

隊長(ぼんやりする事が好きで、ひなたぼっことか大好きで。運動もとても好きで、その後ぐっすり眠るのはもっと好きで、目が覚めたら晩御飯で・・・みんなで美味しいものを食べるのが大好きで・・・)

隊長(・・・お父様・・・お母様・・・)

隊長「・・・おにーちゃん」

隊長「・・・あっ、泣いてなんかないです! 気のせいです!」

隊長「もうちょっとベット詰めてください! 私はいつものように自分のベットで寝ることにします!」

隊長「・・・あの嫌ならお父様のところで寝てきますから・・・・・・言ってください」

隊長「・・・しょ、しょうがありません! 添い寝してあげるとしましょう!」

隊長「おやすみなさい、男さん」



隊長(・・・・・・)

隊長「お、男さーん。起きていらしたら至急背中後ろに居る私まで連絡おねがーしまーす・・・」

隊長「そ、そうですよね。さっきまで男さん寝てたんだからすぐ眠る訳無いですよね」

隊長「で、では漫画でも読み聞かせましょうか! 妹はとても喜ぶんですよ! フルーツバスケットとか! 愛してるぜベイベとか! バカボンドの効果音担当はお母様です!」

隊長「・・・じゃあちょっとお話しましょう。こうやって男さんと近くで話すの、結構好きです・・・」

隊長「・・・犬と同じくらい」

隊長「ああっ! 食べちゃいませんからベットから逃げないで下さい!!」




隊長「いつもの私らしくしちゃいますよ? いいんですか? 逃げないで下さいよ?」

隊長「・・・えいっ」

隊長「こんな風に男さんの背中に抱きついてばかりでしたよね、ここのところ! ずっと背負われてばっかりでした」

隊長「自分らしくですから! 長女は根本甘えん坊なんですっ!」

隊長「・・・一応、長女ですけどね、実はおにいちゃんが居たんです」

隊長「優しい人でした。男さんみたいで、初恋相手です」



隊長「一家相伝の血を受け継いでやっぱりお人よしで・・・何年も前の治安が悪化した際に誘拐されて、そのまま行方不明になっちゃいました」

隊長「漫画みたいに実の兄が敵だった! とか、そんなんでもいいです・・・私は生きてさえ居てくれれば嬉しいな、って」

隊長「兄妹なのに、お兄ちゃんのこと大好きでした。まだ小さかったのもありますけどね、恋してました」

隊長「喜んだり、恥ずかしくなると私のオデコをベチベチ叩くんです。親の仇という程ペチペチされました」

隊長「アレ・・・やっぱりそこまで優しく無かったかもしれないです・・・美化って恐ろしいですね・・・」



隊長「でも男さんそういう所。おにいちゃんとソックリです、クリンツです・・・」

隊長「あなたにはおにいちゃんの加護が付いています、きっと幸せになれますよ」

隊長「私眠くなってきました・・・ちょっと眠ります、男さんも眠って構いませんよ・・・?」

隊長「大丈夫です・・・合図が聞こえました・・・お手伝いさん達が家の明かりを見て、家に戻ってきてくれたみたいです・・・安心して眠れますね・・・」

隊長「今日一日、お背中お借りします・・・今度こそお休みなさい・・・」



隊長「ふぁ・・・朝ですね・・・」

隊長(男さん、まだ眠ってますね・・・悪戯したいですけど、後が怖いのでやめておきましょう)

隊長「まず顔を洗って・・・あ、おばちゃん、おはようございます。朝ごはんですか? もちろん頂きます」

隊長「え? 昨晩はお楽しみでしたね? んん? ・・・顔洗ってきますね?」

隊長「・・・・・・え?」

隊長「・・・あぁああぁぁぁぁああああ!! おばちゃん! そういう関係じゃないですから!! ちょっと皆さんもニヤニヤしないで下さい! もー!!」




隊長「もー、そうやってからかうの止めてください。朝から大声出しちゃったじゃないですかっ」

隊長「ええ、平気です。足を少しだけ怪我してしまいましたけど、もうずいぶんと良くなりました」

隊長「・・・そ、それですね。皆さんにお伝えしたい事があるのですが」

隊長「実は・・・えっと騙されちゃって・・・お金が全部無くなってしまいました」

隊長「このお屋敷を売り払おうと思います・・・自分勝手ですが決めました」

隊長「手続きのお手伝いをしてください。ええ、ええ」




隊長「・・・え、だってお金が無いとですよ? 人を雇えませんし・・・」

隊長「・・・これ町の人からですか・・・?」

隊長「志願なんて・・・私兵団って言っても私個人の恨みですよ? 皆さんを巻き込むなんて持ってのほかです!!」

隊長「英雄なんかじゃないんです! 誰かに押し付けられて嫌々やってる訳じゃありません!!」

隊長「私の知っている人が死ぬところなんて・・・みたくないです! 血で血を洗うなんて一生終らない掃除ですから・・・!」



隊長「・・・男さん、起きちゃいましたか」

隊長「・・・男さんもこの人達に何か言ってあげてください! この人達死にに行こうとしてるんですよ!」

隊長「・・・言ってる道理は理解できても、納得したくないです・・・」

隊長「見知った顔と共に戦うのは、出来たら・・・」

隊長「・・・私たちの知らないところで誰かから恨みを買うんですよ?」

隊長「いつか、その怨恨は自分たちに襲い掛かってきます。多人数で背負う程それは膨らんで・・・」

隊長「・・・そうだと分かっていても戦うんですか?」

隊長「・・・・・・」

隊長(空回りしていたのが、何だか丸見えで恥ずかしくなってきました)

隊長「・・・分かりました。では皆さんにお伝えください。午後に、広場で」

隊長「私は、男さんと作戦を立てます! 男さん! 部屋へ!」




隊長「・・・ふう」

隊長「おおおお男さぁーん!! どどどどうしますしょう!! カッコつけたのはいいですけど!! 戻れなくなっちゃいました!!」

隊長「いや、戻る気は更々無いんですけど・・・もぉー!って感じです!」

隊長「・・・心強いですね、ほんと。はいっ、この街の人はみんないい人ですよ」

隊長「皆、こんな私でも頼りにされてるんだ・・・」



隊長「・・・よし! 男さん! 出来るだけ被害の少ないように考えましょう!」

隊長「・・・え? 相殺が一番いいってどういうことですか・・・?」

隊長「それって・・・全員死ね・・・って」

隊長「この冗談は、ちょっと笑えないです・・・男さん、そういうのは止めてください」

隊長「・・・・・・そういう意味ですか」


隊長「私もそこまでバカじゃありません・・・確かにそれは皆さんの意見が必要ですね」

隊長「正義も悪も表裏一体なんですね・・・」




午後の広場


隊長「こんにちわ、皆さんの気持ちを聞きました。一家の長女です」

隊長「この町は数年、人々の悪意に晒されてきました・・・とても悲しいことです」

隊長「立ち上がるときは今とは言えません。言える立場ではないからです」

隊長「でも・・・きっとこのまま今まで通り暮らしていけば目先すら見ずとも結果はお分かりになると思います」

隊長「私一族の力ではどうすることも出来ません。どうか皆さんの力もお借りしたいと思います」



隊長「私にとっては復讐です。他の方々にとっても同じだと思われます」

隊長「それを行ってしまえば悪も正義も関係ありません。ただ自分の利益を勝ち取るために戦うのです」


隊長「私は・・・私の意見ですけど、一度持った大きな力や強力な理念の集合はすべて無くならないといけないと考えています。全てがなくなってこそそこに平定があると思うのです」

隊長「皆さん。もし、全てを失くしてまでも争わなければいけないと思うのでしたら。賛同してください・・・これは街の皆さんが納得していただかないと駄目なんです! お願いします! 意見を聞かせてください!!」


隊長「・・・皆さん。ありがとうございます」



隊長「憎いものを滅ぼして、私たちも滅びましょう――」

隊長「ではっ!! ここに軍結成を宣言します!!!」



隊長「男さん・・・皆さん賛成してくれました。私たちの決意は信頼と呼べるほどに固いです」

隊長「手引きをお願いしてもらってよろしいですか・・・ええ、はい」

隊長「最後までお願いしますね! 男さん!」



終わり













二ヶ月後

隊長「みなさーん! 準備はよろしいですか?」

隊長「えー、ではこの通り、終戦並びに戦勝と奇跡的な微傷を祝ってっ、乾杯ですっ!!」

隊長「・・・男さんどうしたんですか? そんな険しい顔をして、美味しいものがいっぱいありますよ! 男さんの大好きなバナナとかフルーツもたくさんあります!!」

隊長「いいんですよ! みんなで決めたことですから、誰もが納得しています」

隊長「ちょっと寂しいですけどね・・・でも仕方ないです。再び悔恨極めた争いが起きないようにするための対策ですから」

隊長「・・・あそこにあった町も、ひょっとすれば・・・ううん、なんでもないです」




隊長「ではっ! 盛り上がりも熱狂してきて脱ぎ始めるフーリガンも出てらっしゃいましたので、そろそろお開きにしましょう」

隊長「その前に、ですね・・・えっと・・・」

隊長(・・・・・・よし)

隊長「最後にひとつ。皆さんも知っていることと思われますが」


隊長「・・・日付を跨ぎましたら。この街の歴史を止めましょう。皆さん街から出て行ってください!」



隊長「ただ! 忘れて欲しくないのは捨てたのではありません! これは争いの代価です!」

隊長「今回は町をあげての戦争でした。きっと相手国だった人間も少なからず残っています、彼らにとって私たちは『街の人間を殺した歴史のある人間』であり、やがてまた力を持てば恨み返しに来ることでしょう」

隊長「・・・皆さん、各自に散ってください。私の家で売れるものは全てお金にしました。どうぞ引越しのお金が無い方は申し付けてください」


隊長「今回の事は誇ってはいけません。ただ、忘れないで下さい・・・」

隊長「最後に・・・みなさんと同じ町で過ごせて私は幸せです!」



翌日

隊長「では、ええ。きっとまたどこか出遭えますように。どうか祝福を」

隊長「彼らで最後ですね」

隊長「え? 私ですか・・・?」

隊長「・・・・・あ゛あ゛あ゛どどどうしましょう!! 男さん!! 私皆さんのことばっかり考えていて一文無しなの忘れてました!!」

隊長「こうなったら、どこか郊外で狩り生活をするしかないです・・・およよ・・・」

隊長「・・・毎日犬鍋・・・」

隊長「・・・・・・べ、別に今よだれなんて垂らしませんでしたよ! バカにバカを言うのも程ほどにしてください!!」



隊長「・・・・・・!」

隊長「・・・えへへ、実はちょっとだけ男さんにそう言って貰うのを狙って、一文無しになってたりして」

隊長「・・・本気にしちゃってもいいですか?」

隊長「・・・えっと! そそそ、そういえば一心同体が離れるのもおかしいですし、最後までお願いしますって言ってますから私!」

隊長「だからっ! だからっ!」

隊長「・・・もう知りません! 私、男さんに勝手に付いて行っちゃいます! おでこ叩かないでください!! おでこ権利委員会に訴えますよ!!」

隊長「・・・キメ台詞が思いつきません!」


隊長(えっとえっとえっと・・・)


隊長「えーと、えーと、お、男さん!」


隊長「・・・これからは隊長じゃなくて、女って呼んでくださいね!」


今度こそ終わり

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