スー族
- スー族はアルジック語族・アルゴンキン語族に属する部族。
- 北米先住民である。
- ラコタ族、ダコタ族、ナコタ族の3部族の総称で『スー族』と呼ばれる。
- 現在の総人口は15万人前後。
- 白人との混血がかなり進んでいる。形質が失われてしまっている人が多い。
- このサイトでは混血以前の形質を書いて載せています。
スー族の特徴。
- 古モンゴロイド、もしくは北方モンゴロイドに属する。
- 寒さに適応している民族と考えられる。平原の寒い地域に居住していた。また、乾燥に適応していると考えられる。
- 身長は低いが筋肉質である
- 肌の色は赤黒いものが多い。
- 頭は大きく顔も大きい。顔は面長である。
- 頬骨がよく発達している。
- 髭、体毛は薄い。眉毛は殆ど生えない。
- 髪の毛はストレート。
- 目はくっきり二重や切れ長の二重、一重もいる。
- 他の北米先住民同様、もしくはそれ以上の特徴的な高い大きな鼻を持つ。
- 唇は厚い。口は大きい。
- 血液型はO型71%、A型18%、B型9%、AB型2%。
- 頭は短頭。(頭の前後が短い)。
- 個人主義の社会を築いていたことでも知られる。また、「自由」「マイペース」が彼らの特徴である。ただ、白人が来てからは大きく変わってしまったとも。
- 女性の立場が強く女系社会である。
- 踊り好きで、『踊るインディアン』ともいわれる。
- また、他の部族からは『略奪民族』と言われ嫌われていた。「スー族」の名称もそこから来ている。彼らの生活様式では仕方のない事だったのかもしれない。
- 狩猟・採集民族である。たえず居住地を移動して生活していた。また、農耕民や農耕生活を嫌っていた。
- 宗教的な儀式が非常に多い。
- 『頭皮の踊り』などは世界的に有名である。
- 他の先住部族同様、白人に迫害され続け、今も続いているという。
- また、非常に勇敢な民族である。白人からは好戦的な民族と思われている。
- 現在、彼らはミネソタ州、ネブラスカ州、ノースダコタ州、サウスダコタ州に住む。貧しさ故かいろいろ問題も多くなってしまっている。
- ただ、民族的な誇りは失ってはいないそうである。
スー族の写真。
1885年。スー族の男性。
1872年の写真。非常に高い鼻ですね。
1877年の写真。四人とも頬骨がかなり発達してますね。アルゴンキン語族の特徴として見てもいいのかも知れませんね。
これらの写真は自分が想い描く典型的なアメリカン・インディアンなのだが、このサイトを見てくださる皆様はどう感じられるでしょうか。
子供の頃、憧れたインディアン。そのイメージにぴったりなのが彼らなのではないでしょうか。
最終更新:2011年09月29日 10:08