人食い文化

ここでは、食人文化のあった民族を載せていきます。
「人食い人種」という表現は明らかに偏見があるので、「人食い」「食人」と言い換えてます。
飢餓的状況で人を食べたという話は、近代のヨーロッパや日本でも多く話が残っているがここでは扱わない。


食人文化のあった民族

  • 南米先住民 儀式や、敵対する勢力を殺して食べるなどの習慣があった。部族によっては同族を食べていたそうである。また、食糧にもなっていた。
  • ポリネシア人 食糧として食人文化があった。
  • 縄文人 縄文人※の一部に食人の文化があったといわれる。
  • 古代ヨーロッパでも、食人の文化があったようである。
    子どもの肉を好んで食べていたことが研究で明らかになっている。儀式としてではなく食用であったようだ。
    敵対する相手を殺しその肉を食べたと研究で明らかになっている。

近代まで人を習慣的に民族文化として食べていたのは南米先住民ポリネシア人だけだそうである。


※アイヌ人の偏見につながるといけませんので書きますが、アイヌに食人文化はないようです。 

最初の欧州人は「人食い」だった! スペイン・アタプエルカ遺跡 2009年06月24日 AFP
http://www.afpbb.com/article/life-culture/culture-arts/2614726/4297433
【6月24日 AFP】(一部更新)スペイン北部のアタプエルカ(Atapuerca)遺跡で発掘された
「最初のヨーロッパ人」の遺骨から、この先史人類たちが人肉を食べており、
しかも、とりわけ子どもの肉を好んでいたことが明らかになった。
アタプエルカ・プロジェクトの共同ディレクター、Jose Maria Bermudez de Castro氏は、
「彼らが習慣的に食人を行っていたことがわかった」と語った。
遺骨などの分析によると、食人は、儀式としてではなく食用で行われていたという。
敵対する相手を殺したあとで、主に子どもや若者が食べられていたとみられる。
同氏は、「人類史において、食人がはっきりと証明された初の事例だ」と語った。
以上抜粋。
近代まで食べていた、南米先住民やポリネシア人とかなら見れば分かるわけであるが、
遺跡から確実に食人が明らかになるのは異例なことのようですね。

食人の痕跡を示す骨、メキシコで発見 National Geographic News October 3, 2011
http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=20111003003&expand#title
イエズス会によるとシシメの人々は、敵の肉体と魂を取り込み、きれいにした骨を儀式に用いることで、穀物の豊作が約束されると信じていた。
「これらの習慣により、彼らはイエズス会の宣教師たちから、新世界で最も未開で野蛮な人々と称された。」
とJose Luis Punzo氏は述べたそうであるが、
イエズス会というのは、偏見に満ちたことを平気で言っていた人達であるが、今回はイエズス会側の過去の主張が証明されたわけですよね。

最終更新:2011年10月03日 22:11