昆虫食文化
- 各国で食される昆虫であるが、民族によって、その価値・意味は異なる。
- 例えば南米の先住民は現在も主食に近い部族も多く、また、アボリジナル(アボリジニ)も昔は主食に近かった。
- 逆にスナック菓子感覚で食べる地域もある。中国・台湾や、東南アジアである。
- アフリカの場合は、食糧危機が何百年と続いており、昆虫は欠かせないタンパク源である。
- 日本でも昔は普通に食べられていたようだが、今ではイナゴや蜂の子などに限られているが、地域によっては他の昆虫も普通に食べるようである。
南米先住民
蛾の幼虫。また、クワガタの幼虫などを食べる。また、ゴキブリなども食べる。基本生食。昆虫を主食としている部族は多い。
アリ、蜂の子、シロアリを好んで食べる傾向があり、栄養価も高いという。
メキシコ
非常に豊かな昆虫食文化を持っている。生活が貧しいために、昆虫食は重要なタンパク源でもある。
また、テキーラなどのお酒の瓶に虫の幼虫が容れられていることも多い。アルコール度数が高いとその芋虫が腐らない為、度数が高いことの証明になるという。
アボリジナル
蛾の幼虫を主食に近い形で食べていた。今現在もそういった生活の者も多いという。また、アリも食べる。
基本彼らは調理せず生食しかしなかったが、最近は火を入れたりすることも稀にあるようだ。
中国・台湾や東南アジア
農耕民族が多く主食自体は穀物で安定しておりスナック菓子感覚で昆虫が食べられている。油で揚げて食べることが多い。
彼らは様々な昆虫を食べる(タガメなど)。お菓子を食べるように食す。一部は薬膳料理になっているようだ。
アフリカ
アフリカ北部の
アラブ人は昆虫をあまり食べない。サハラ以南のいわゆるブラック・アフリカの人たちがよく食べる。
サハラ以南は貧困による飢餓状態が続いている国も多く、昆虫は今も重要なタンパク源である。
ヨーロッパ
いわゆる「昆虫」の定義ではないがダニ入りチーズを食べる。ミルベンケーゼと呼ばれるドイツ特産のチーズ。外皮についているダニも一緒に食べるそうだ。
フランス北東部やベルギーのミモレット、スペインのオビエド地方のカブラレスチーズもダニ入りチーズで有名だそうだ。
イタリアではカース・マルツゥと呼ばれる生きたハエのウジが入っているチーズが人気だそうだ。
また、昆虫ではないが、カタツムリやナメクジがフランスではよく食べられる。他のヨーロッパ人も抵抗なく食べれるという。
スペイン・バレンシア地方では、普通に食材になっている。ギリシャでも広く食用にされいる。
因みにナメクジはカタツムリの仲間らしいです。
中東・中央アジア
あまり昆虫を食べる文化がないようだ。
インド
あまり昆虫を食べる文化がないようだ。
ただ、
チベット系や
ミャンマー系はコーカソイド系ではないので、昆虫食文化があるはずである。
ドラヴィダ人も食べる可能性がありますね。調べてみます。
日本
日本人にとってはイナゴが1番身近な昆虫食である。佃煮が多い。昔はタガメを食べる地域もあったという。
蜂の子は日本の多くの地域で食べられている。
沖縄人にとっては1番身近な昆虫食はセミだそうである。今も一部地域で食べられているという。
韓国
干したムカデを鶏の腹に詰めて煮込む薬膳料理がある。日本でもムカデは漢方として使われた?ことがあるらしい。
昆虫食ニュース
米でゴキブリ大食い大会 優勝直後に男性死亡 2012年10月11日 朝刊 東京新聞
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2012101102000142.html
【ニューヨーク=共同】米フロリダ州で十日までにゴキブリの大食い大会が開かれ、優勝した男性が会場で倒れて死亡、地元当局が死因を調べている。
地元の保安官事務所によると、亡くなったのはエドワード・アーチボルドさん(32)。五日にフロリダ州ディアフィールドビーチの爬虫(はちゅう)類ショップでのコンテストに出場した。
地元メディアなどによると、コンテストでは体長七~一〇センチほどの生きたゴキブリのほか各種の虫を食べる競争が行われ、アーチボルドさんは計数十匹を食べ優勝。
(記事より)
生きたゴキブリを大食いとはワイルドな大会ですね^^
それと死亡の原因はなんでしょうね?
最終更新:2012年10月11日 14:22