私的わかめて戦術大全

霊能アーマー(共霊ギドラ)

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wakametetactics

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※霊能アーマーという響きが嫌いなので共霊ギドラと呼びます

概要


二日目昼に共有者が霊能を騙る事で狩人の護衛を占いに向かせる、占い師保護のための作戦
霊と共有の見分けがつかない場合や、共有の方が霊に見られている場合は霊能が保護できる事もある

確認できる初出村


人狼BBSでは2009年中頃から共霊ギドラとして認知されていた作戦のようです。
人狼BBSでは共有者のCO方法なども村で議論される事から、共霊ギドラを提案すると狼陣営にモロバレになります。
そのため、狼陣営に霊を騙られて失敗する上、共有者が露出する事から忌避されていたようです。
短期人狼においては共有の独断で行える事からこのデメリットが消えています。
長期人狼では有効ではなかった作戦が短期人狼において有効になっている珍しいケースだと言えます。

メリットとデメリット


※※メリット※※
  1. 狩人の護衛を占いに向ける事ができる
  2. 1と同時に霊能者の噛まれる可能性を下げる事ができる
  3. 1より3-1での狼の占い噛み(特にベーグリ)を抑制できる
  4. 人外の霊騙りを抑制する/人外の霊乗っ取りを防ぐ

※※デメリット※※
  1. 霊能が護衛されなくなる
  2. 狼の占い即抜きを誘発する(メリットの3と矛盾していますが、どちらも考えられます)
  3. 2-1や1-1でも霊の真っぽさが増し、初日霊に対応できなくなる(例:133863番地(真占噛まれ後狼占の●と狂霊がライン形成))
  4. 霊能乗っ取り時に共有乗っ取りに移行する場合がある
  5. 共有はフルオープンが強制される
  6. 霊結果を見せたい狼に利用されやすい(例:133825番地)(身内切り+霊共の共を狙った噛み)

狼陣営の対処法と村陣営のバリエーション


※※狼陣営の対処法 予防※※
  1. 霊を騙る(信頼勝負をしたい場合は真狂狼-真狼も視野に,その場合は3-2を見てからCOすれば真霊認定が貰える可能性もある)
  2. 騙りを遅らせる(霊能のCOタイミング時点で2-1ならば回避可能)

要は3-1を作らないって事ですねー

※※狼陣営の対処法 事後編※※
  1. 占い即噛み
  2. 霊能候補の連噛み(呪殺リスク・二回目の噛みの際のGJリスクは高いかもしれない)
  3. 露出共有を噛む(個人的にはここで撤回する必要はないと思うので微妙かも)
  4. 撤回霊CO(タイミングが際どいが不可能ではないと思う)
  5. 身内切り(霊生存で身内切りをした場合、普通は死体なし以外では不自然に映る しかし霊共の共を狙って噛めば不自然さを薄められる)

共霊ギドラをやられた場合の対処法です 他にあるかなー

※※共霊ギドラを利用した狼側の作戦※※
~ 【100↑】きなこサンデーふつう村 ~ 127975番地
初日共有→狼の霊乗っ取り→撤回共有CO→4日目CO撤回霊COして結果貼り
…噛まれない3-1の霊を偽装+信用度向上という結果

※※バリエーション※※
共有初日のため霊1の時点で確定真霊能→相方として撤回させるという鮮やかなプレイ
当該村では狼が見抜きましたがこの狼もなかなかのやり手でした

  • もう片方の共有者が共有が霊を騙っている事を告知するか否か
ほとんどの場合は3-2なので霊ロラ回避の告知をしますが、
告知をしない方が霊能噛みを回避できる可能性は上がります
放置してても霊ロラに移行しないケースなら・・・ないかそんなん

  • 霊能が共有者の霊騙りを読んで自ら共霊ギドラを行うか否か
または逆に、共有があえてバレバレのギドラ宣言をする事で狼に裏を読ませるというのもあるかもしれません
もちろん両方がギドラCOしても、片方だけでも、どちらもしなくても特に問題はありません
霊だけが行った場合は狼を騙せるかもしれません

  • 撤回タイミング
以下が考えられますが、①以外は臨機応変で良いと思います。
①護衛の優先順位が霊能>占いになった時②どちらかの霊候補が噛まれた時③どちらが共有か透けた時(霊の●出しなど)
例えば霊の●出しで撤回すると共有が内心で決めていれば、共有は朝一で○の霊結果を貼ればいい事になります
もっとも、3日目には占い候補か霊能候補は噛まれているのであまり効果はないかもしれませんが

共有が普通に撤回してもいいですが、霊能が適当なタイミングで共有COをする作戦も考えられます
特に霊能>占いとなるタイミングでは有効・・・な可能性もあります

  • COタイミング
早くCOした霊は共有と見られにくい、というのはあると思います。
そのため、霊能潜伏などを潰してしまいますが朝一で共有が霊能COをする方法もあります。
仮に●が出た場合、霊能保護につながります。

まとめ


村側の作戦として、3-1なら考慮すべき作戦だと思います。
ただ、3-1はそもそも信用勝負に向いていないので霊能の価値はそこまでありません。
あくまで狩人の護衛を占いに向けるための作戦だと考えるべきです。

かつては占い3なら霊は基本的に潜伏、というのがセオリーだったと思います。
アーマーを着せなくとも10人くらいの肉壁が霊能を守ってくれていたわけです。
また、狂人が霊騙りに回る事も多かったようです。
占い噛みがそこまでなく、また占いの噛まれをそこまで重要視はしてなかった時代とかもあったと読んだ気がします。

時代の流行に対応して様々な戦術が生まれるわけですが、霊能アーマーという戦術も同様に、
占い至上主義、ベーグリ、能動型共有者などの流行を受けて登場してきたように思います。

かつて検討され、当時の流行には合わず破棄された戦術も、現在では有効に機能する場合があります。
時には過去の戦術や長期人狼の戦術を見てみるのも面白いかもしれません。




参考文献

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