東方蟒酒宴 ~Age of Ethanols~ 攻略Wiki

オーダーの基礎

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匿名ユーザー

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オーダーの基礎


オーダーとは、E->N->‥‥という進化手順のスタイルを言います。
東方蟒酒宴において、現状よく用いられるオーダーについて解説します。

なお、この文章は下記テキストからの引用です(一部、文章自体についての注釈の省略や、体裁の修正をしています)。

※作成時のVerが古いので一部コメントアウト等手直し加えてます

前編中編、後編(未作成)

1.はじめに

 このテキストでは、現在(IRCやしたらばなどで)一般的とされている

  • a.15人進化Nユニーク荒らし
  • b.18~19人進化万能形
  • c.23人進化即H (このオーダは現在一般的ではない、滅ぶだけなので絶対やらない方がいい)

 の3つのオーダーを解説します。

 三月という例外を除いた全勢力におけるN時代のテンプレは魔法陣(青がお勧め)を1つ回しつつUU二人を上げるオーダーです。
 テキストの対象は、対人で「なんとなくは分かったけど、理由がよくわからない」
 と迷っている初心者~中級者向けです。

2.基本知識や前提となる考え方

 この章で説明することは、東方蟒酒宴ひいてはRTSにおける最重要ユニット、
 すなわち農民についての知識および考え方です。
 「農民を止めるな、農民を殺されるな、荒らされたら逃げろ。」
 これらはどれも、RTSの基本として初心者の段階からよく言われることです。
 しかし、何故そうなのか、というのを考えたことはありますか。
 「まぁたぶんそうなんだろう」という漠然とした考えで理解することも大事なのですが、
 ここであえて基本に振り返り、細かい数値を以てしっかりと見ていき理解することで、
 より高次の戦略を考える際の礎として確固たる理論基盤を築いていくことができます。

 それと同時に、農民の対となるN荒らしの重要性を理解し、攻めと守りにおける
 勝ち負けの境界線を自分の中でしっかりと線引きすることで、
 各オーダーの理由および状況ごとの目的を理解できるようにしていきましょう。

 初心者には少し難しい内容なので、要点だけをざっと摘んでオーダー編に移りたい方のために、
 最後にダイジェストを用意させていただきました。是非そこだけでも読んでみてください。

※このページには一部古い情報が混じっています
 現在、一般的な勢力、例えば博麗、永遠、花映などの初心者向け勢力では
 N時代では塔は作らず魔法陣を一つか二つ作り、兵とUUを併せて戦闘をするのが基本。
 ページ下部にオーダーが紹介されていますが、これらの点であまり参考にならないことに留意してください。


農民の価値および生産速度

 白ユニット(以下農民)は中心(以下TC)から酒50と生産時間15秒を使って生産されます。
 資源の回収速度は、1秒間に0.5のため、100秒資源を回収すれば元は取れます。
 序盤において、生まれてから100秒以内に死ぬことはまずありえないので、
 原則として農民は作った方が得です。
 これがよく「農民生産は止めるな」と言われる理由です。

 そのため、18人で進化→5人生産で23人と、23人で進化→進化終了では、
 23人になるタイミングは同じでも、獲得した資源量には差があります。

まとめ
 「改めて言う、基本的に"農民生産"は"止めるな"」 

ノーマルに先に入ることの利点

 じゃあ、進化するのは遅ければ遅いほどいいのか!というと、そうではありません。
 それは何故かというと、Nに進化することで得られるメリットもまた大きいからです。

 主なメリットを上げると
 - 1.Nユニークへのアップグレード
 - 2.兵のアップグレード

 農民の採集速度に変化はないため、
 遅く進化すれば進化するほど内政面のアドバンテージを得ることができますが、
 反面、速く進化すれば進化するほど軍事面のアドバンテージを得ることができます。

 このゲームは、EasyとNomalのユニットで戦ってEasy側が勝つのは不可能であるため、
 早期にNに上がることによって軍事面の優位を活かして
 農民を倒したり、 中心へ逃げさせ資源の採集をさせないことで、
 軍事アドバンテージを内政アドバンテージへと変換していくことができます。

 これによって得た内政アドバンテージが、相手の農民多め進化による内政アドバンテージを
 上回ることができた場合、そこで初めて戦略的に勝ったことになります。

 つまり、早めにNへと進化したプレイヤーは、
 進化すると同時にユニークをNにアップグレードし、相手の農民への攻撃を開始していかなければ、
 内政面で追いつくことはありません。

 基本的に相手のほうが内政では上回っているため軍事ユニットを多く生産することができます。
 そのため、相手もNに入りユニットのアップグレードが終わってしまうと、
 兵の強さが互角になってしまい攻めることが難しくなります。

 すなわち、こちらが一方的に攻めることができる時間は、
 自分が進化しユニットをアップグレードしてから、相手が進化しユニットをアップグレードするまでです。

 上の三つの例でそれぞれの進化時間の差を挙げると、
 15人進化>25秒>18人進化>1分>23人進化
 と考えておけばおおよそ大丈夫です。


まとめ
 「ノーマルに先に入るならば、相手がノーマルはいるまでのわずかな時間に農民を倒せるかが勝負だ!」

ノーマルに後に入ったらどうするか

 今度は相手の方が進化が速い場合の話をします。
 例として、相手が15人進化でこちらが19人進化としましょう。
 18人進化は、農民生産を続けて酒を取り続けた場合の最も速い進化です。

 あちらの目的は「30秒以内に農民をできるだけ倒すこと」であり、
 こちらの目的は当然「30秒間できるだけ農民を守れ」となります。

 ここで頭に置いておくべきことは、
 「18人進化より速い」=「農民を生産していない時間がある」=「止めた分だけなら倒されても構わない」
 ということです。

 実際の15人進化はそもそも15人目が信仰ユニークであることが多いので、少し計算は変わりますが、
 「3人までは死んでもいい」と考えつつ防衛すれば、少し気が楽になると思います。

 もちろん、倒されなければ倒されないだけで優位に立てるので、倒されないにこしたことはないです。

 ではUUがNにあがるまでの時間帯はどう守るのかを以下に列挙します。

  • 1.農民を中心の近くの資源(1酒と1信仰)に寄せる。
  • 2.囲むように二重結界を張る
  • 3.来たらすぐ中心に逃がす

 中心に逃がすタイミングは、敵のユニークがちらっとでも見えたら、
 来た方向で資源を取ってる農民は全員中心に逃がすぐらいでもいいです。
 慣れてきたら、最初は外側の農民だけ逃がしたり、ギリギリまで資源を取って来たら逃げる、
 といったこともできますが、欲を出して農民が殺されたら大損害なので、さっさと逃がしましょう。

 もちろん、農民が移動したり中心にいる間は資源が取れませんが、
 農民が殺されるよりは遙かにマシ(後述)なので、進化が終わるまでは慎重に耐えましょう。

 この時、下手に生産したE兵士やEユニークで抵抗してはいけあません。
 これらの兵は進化するまで大事に中心に入れておくなりしておきましょう。

 そして、N進化が終わったら、寺小屋で最初のユニークをアップグレードし、農民のキューを入れ、
 あるならば魔法陣で兵士もNにアップしましょう。

 そして、Nにアップしたら農民とNユニークを出して、
 4人かそれ以上の農民で資源の隣に塔を建築し、それを兵士とユニークで全力で守りましょう。


 ユニークと生産兵と合わせて防御していきましょう。
 その後の荒らしに関しては余裕があればでいいです。
 守っていれば内政アドバンテージが付くため、無茶をする必要がありません。

 次に相手が無茶をして荒らしてくるのは、おそらく進化してから2分と少し立った後、
 すなわちスペルカードが貯まったタイミングです。

 代表例としては、紅魔館、フランのスペルカード「レーヴァティン」でしょう。

 フランのスペルカードは、どのユニークでも止めることが難しく、
 また自身が最速の移動速度で移動しつづけるため不意打ちを食らいやすいです。

 対抗策は勢力対策のページに書いてあるので参考にしてください。

 ここまで耐えきって、農民被害があまりないようであれば、
 ようやくターン交代です。相手より強力な内政から繰り出された、圧倒的物量ないし
 高次進化による強力な軍事ユニットにより攻め返してやりましょう。

まとめ
 「相手より後に進化した場合は、しばらくは攻めずに守ろう。
 できるだけ農民は殺さず早め早めに中心に逃がしていこう。まぁ少しは死んでもしゃーない。
 そして、それから2分後のスペカタイムまで耐えればターン交代だ。なぁに、いつか勝てるさ」

tips.「農民が働けないのと、倒されるの、どちらがやばいか」

 兵士が攻めて来た時、農民が出来るのは、中心や塔などに逃げ込むことだけです。
 この時、農民は働くことができなくなります。
 仮に、相手の農民はのびのびと働いているとすると、農民の採集効率は0.5/sなので、
 一人の農民が1秒間働かないことで、本来得られるはずだった0.5の資源を失っていることになります。

 また、農民が死ぬということは、それからずっと先働けないということです。
 これも同様に1人あたり0.5/sの資源を失っていくことになります。

 では、農民を逃がすのと農民が死ぬの、どちらがダメージが大きいでしょうか。 

 実際の例で表してみましょう。
 Aさんは、相手のNユニーク荒らしに対して農民10人が30秒間中心に逃げ込んだとしましょう。

 それに対して、
 Bさんは、相手のN荒らしがきても資源を取り続け、
 1人農民が倒されたが、中心射撃にびびったユニークは帰ったとします。

 この時、AさんとBさん、どちらが損害が少ないと言えるでしょうか。
 ただし、30秒というのは資源を取っていた農民が、再び資源を取るようになるまでを指します。

 答えは、「5分まではBさん、それ以降はAさん」です。
 理由を説明しましょう。

 まず、Aさんが中心に農民を逃がして失った資源の量は、
 「10人*0.5/s*30秒=150。」合計で150の資源を失ったことになります。
 これは、魔法陣1つ分、赤兵にして2体弱の損害です。積み重ねると手痛い損害ですね。

 それに対して、Bさんが失う資源の量は、農民が一人殺されたので、
 「1人*0.5/s*そこから先の経過秒数」の資源を失うことになります。
 すなわち、1分で30、2分で60、3分で90といった感じですね。
 そのため、5分立つと150の資源を失ったことになり、これ以降も1分ごとに30の資源を失い続けるので、
 Bさんの方が損です。

 それに加えて、Bさんは農民のコスト酒50を失っているとも取れるため、
 5分以降は圧倒的に損をしていることが分かります。

 5分以内に試合が終わるのであれば、取り続けるのもありかもしれませんが、
 序盤のN荒らしから5分で試合が決着することはほとんどないため、
 上で言った、無理をして農民を殺されるぐらいなら、さっさと逃がす、というのが正しいことが分かります。 
 他にも、相手の赤兵1人によって自分の農民1人が倒されたけど、中心射撃で倒せた。
 相手は酒80で、こっちは酒50だから資源的には俺の勝ちだ、というのもあまり正しくありません。
 生産コストの差である酒30はその農民が将来手に入れるはずだった資源量と比べると非常に小さいです。
 生産施設をたくさん建てられる兵士と違い、農民は中心からしか生まれません。大切にしていきましょう。

 逆に言えば、例えコストで負けていても、兵士で農民を倒すことは大いに意味があります。
 荒らす時は積極的に踏み込んでいきましょう。

 ただし、ユニークは別です。そのことを次で説明します。

ユニークは作るだけで農民2体を犠牲にしている?

 東方蟒酒宴において戦場の華であり戦術の要でもある
 メディスン・メランコリーを筆頭とした可愛いユニット揃いのユニークユニット達。

 ユニークユニットは中心で生産することができ、その生産コストは資源150と生産時間が30秒です。

 ユニークユニットの荒らしは非常に強力で、一度突っ込めば農民1,2体は間違いなく倒せるでしょう。
 上の項で語った通り、1,2体でも農民を倒すことは大いに意味があります。
 しかし、ここで気づかなければいけないことは、はじめからいるユニークユニットはともかく、
 「ユニークユニットを生産するには、農民二人分の生産時間が必要である」ということです。

 生産が続いているので、農民生産を継続している気分になりがちですが、
 ユニークを生産している間、農民の生産は「止まっています」。

 すなわち、お互いに何もしてなければ、ユニークを生産した段階では、
 相手の方が農民が二人多いということです。

 つまり、この状態で生産したNユニークが相手の農民を二人倒したとしても、
 農民の数が同じに戻るだけであり、
 その間倒された農民が取った資源および生産コスト差50の分負けています。
 いってしまえば損です。

 すなわちここから言えることは、ユニークを出したら最低でも3人は農民を倒せ、ということです。
 相手のNユニーク荒らしのことを考えると、できれば5人は殺したいですね。

 逆に言えば、相手のNユニークを倒し、そのユニークを相手が新たに生産しなおしたとすると、
 それだけで農民2人ゲット!と同じということです。

まとめ
 上の二つと合わせて、荒らす時に抑えておきたいことは、
 「一般兵での農民倒しは基本的に倒せたら得になるのでコストはあまり気にしなくて良い。
 だがユニーク、てめーは別だ」

 といったところでしょうか。

ダイジェスト

「改めて言う、基本的に"農民生産"は"止めるな"」 

「ノーマルに先に入るならば、相手がノーマルはいるまでのわずかな時間に農民を倒せるかが勝負だ!」

「相手より後に進化した場合は、しばらくは攻めずに守ろう。
 できるだけ農民は殺さず早め早めに中心に逃がしていこう。まぁ少しは死んでもしゃーない。
 そして、それから2分後のスペカタイムまで耐えればターン交代だ。なぁに、いつか勝てるさ」

「一般兵での農民倒しは基本的に倒せたら得になるのでコストはあまり気にしなくて良い。
 だがユニーク、てめーは別だ。」

3.戦略間のおおまかな相性

 1.はじめに で上げた3つの戦略、すなわち
  • a.15人進化Nユニーク荒らし
  • b.17~19人進化万能形
  • c.23人進化即H
 は、上からそれぞれ一般的なRTSの戦略における「ラッシュ」「タートル」「ブーム」に該当する。
 それぞれがどのような戦略かを簡潔に説明すると。

ラッシュ
 攻めろー、乗り込めー。倒せー。

タートル
 くんな、こっちくんな。来たら打つぞ。

ブーム
 どうせ相手来ないしのんびりしてよっと。

 となっている。

 それぞれの戦略間の相性は、以下のようになっている。

ラッシュvsタートル
 内政を犠牲にして早期から仕掛けるラッシュに対して、
 遅れながらも内政十分で防衛を徹底するタートルという形になる。
 基本的に守りのほうが、魔法陣から戦闘場所までの距離が短い、
 および建物からの援護がある、ということから有利となるため、
 ラッシュ側の攻めは不十分なまま終わることが多く、
 結果としてタートル側が内政側優位に立てる。よってタートル有利。

タートルvsブーム
 内政を犠牲にせず軍も出していくタートル、文武両道とも言えるが、言い換えれば中途半端でもある。
 あくまで相手のラッシュ兵に抵抗しきれる程度の兵では、攻め側に回るのは難しい。
 対して、序盤の軍備拡充を犠牲にして内政を大きく拡大させるブームは、
 それまでに攻められれば脆いが、完成しノーマルに入った時の内政は既にトップギア。
 攻めあぐねるタートル側を尻目にそのままハードに入り、高次進化によるアドバンテージによって
 タートル側を踏みつぶすことができる。よってブーム有利。

ブームvsラッシュ
 壁や結界、そして中心射撃があるとはいえ、しょせんはEasyの軍事力などしれたもの。
 農民止めてまで繰り出される高速ノーマル進化からのNユニットによる荒らしは、
 着弾段階でまだノーマル入りまで1分以上もあるブームにとっては地獄の攻め。
 場合によっては資源が取れず塔を立てることもできぬまま農民を虐殺されてしまう。
 築き上げた内政アドバンテージが失われたブームに何の意味があるというのか。
 よってラッシュ有利。

 まとめると
「タートル > ラッシュ > ブーム > タートル > 以下ループ」

 と言った感じにジャンケンと同じ様相を呈している。

 ただし、ここで一つ頭に入れておきたいことは、東方蟒酒宴において、
 ラッシュおよびブームは失敗してしまうと敗北に直結することがままあるが、
 タートル、すなわち内政と軍備を両立させる進化は、偵察による動きの修正を行いやすく、
 やりようによってはブームに勝つことが可能ということである。

(もちろん実力差が違えば、ブームでラッシュに勝てたりもするが、あくまで同じ実力差でのお話。)

 すなわち、18人進化は東方蟒酒宴における万能戦略の一つであり、
 初心者はまずこれを練習することをオススメする。

 以下、オーダーの紹介に移る。

4.オーダー紹介

 オーダーについてはwikiのオーダー例の項目を参考にしてください。
http://www47.atwiki.jp/th_boushuen/pages/24.html
三月・アリス・守谷 以外汎用2UU1回しのテンプレオーダー ver1.36 が一番おすすめです。


  • 19人進化早めH入りで19人生産終了のところN押しじゃなくてH押しになってます -- 蚯蚓 (2011-09-01 19:43:13)
  • 直したー -- nanashi (2011-09-05 03:19:40)
  • できたら守矢神社のオーダーを追加してほしいのですが… -- 名無しさん (2011-09-13 21:17:22)
  • 一般じゃない文明として是非三月もどなたか書いていただけると嬉しいです -- 名無しさん (2011-12-02 09:25:14)
  • c.23人進化即H の3つのオーダーを解説 ・・・23人即Hの解説は何処へ・・・ -- 名無しさん (2011-12-06 13:44:35)
  • 魔法陣作るのはH以降ってばっちゃがいってた -- 名無しさん (2011-12-31 13:33:38)
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