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「御用学者」とレッテルを貼って、科学的議論から逃げる仕組み
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「御用学者」とレッテルを貼って、科学的議論から逃げる仕組み
「御用学者が嘘をついている!」には、主に二つあって
- 放射能の影響を無視または低く見積もりすぎている
と
- 原発がなくても電気は足りる。
があります。
※後者も都合のいいデータを切り貼りしたものでしかないと判断していますが、それはまた別の機会に。
※注意:何度も言っていますが、私は原発推進とか反原発とか二項対立なんて興味ありません。「新しい素敵なエネルギーが実用化されば原発なんて無くなるよ」派です。だから安全で安くて安定的な代替エネルギーが見つかれば何でもいいんです。殊更に放射能の影響(害)を大きく喧伝して自分たちの運動に利用して、誰かを傷つけてるのが間違ってるので検証しているだけです。
「原発ムラや御用学者が隠蔽してる!」と考える人たち
原発には利権がある。←それはそうでしょう。大事業なら利権は必ずあると思います。良いとは思いませんが。
利権が原発ムラを形成してる←それもあるでしょう。過酷事故を引き起こした原因の一つだと思います。
原発ムラや国から金をもらっている御用学者がいる←大学や研究機関は国から支援を多少なりとも受けているので学者はすべて御用ということに。
御用学者は原発推進のために放射能の影響を隠蔽してる!←科学がわかってないことが露呈されてます。
検証できるから科学。でも検証もしないでデマを流すしか出来ない人たち。
簡単に言うと、金をもらって国や原発ムラに都合のいい事を言う学者=御用学者。としたいようです。
そう思われてもしょうがない部分あったとしても、もし間違っているなら指摘すればいいんです。
そう思われてもしょうがない部分あったとしても、もし間違っているなら指摘すればいいんです。
科学の定義の一つとして「反証可能性を持つこと」とされています。平たく言うと「実験やデータをちゃんと出して検証(反証)できるようにしなきゃ科学とはいえないよ」ということです。
つまり、「もし仮に」御用学者が嘘をついているのなら、そこには隠蔽として反証(検証)できるデータがあるから指摘すれば良いということになります。しかし東海アマや(一応医者である)小野俊一たちが科学的な反証や指摘したところを見たことがありません。
つまり、科学的な反論になってない(できてない)ことになります。
つまり、科学的な反論になってない(できてない)ことになります。
科学的な反論、検証ができないから、科学に無知な人を煽って世論を形成しようとする
実際には自分たちの思想(反原発)に都合がいいかどうかで「御用」のレッテルということになります。なので、反原発派の学者として長年研究してきた今中哲二氏を御用学者呼ばわりしはじめています。
御用学者扱いされ始めた今中哲二氏講演の質疑応答
補足:検証、指摘にも科学としての反証可能性を
「トンチンカンな指摘」をして、それがデマとなっています。デマの多くはデータなどの根拠はありません。
不思議なことに「自分は主張はするが、根拠は知らない。根拠は自分で探せ」というのが流行っているようです。
高校や大学で論文の書き方を学びますが、論文を書く際には引用した文献を明示しなければいけません。つまり根拠は明示されなければいけないのです。デマが流れてしまう理由の一つは反証可能性=根拠の欠如です。根拠が明示されてないと検証することができません。
確実だとおもわれることでも、その根拠(ソースとも言います)が明示されていなければ、検証できないままです。報道で「誰が何を言ったか」というのが大事なのと同じです。
検証できることがどれだけ大切かわかったでしょうか?