博麗神社

幻想郷と外の世界の境界面上、博麗大結界の上に建っている神社。幻想郷の入り口であると言われている。
Q.幻想郷の入り口はどこにあるのでしょうか? (空飛ぶランドマスター 23歳)
A.まあほら。神社ですよね、入り口って。しかもね、山奥の神社じゃないですか。
  巫女さんも居ないかもしれないし……すーごい山奥で。冬は遭難したりね(笑)
(明治大学 2004年10月30日) 
幻想郷と外の世界、そのどちらにも存在し、どちらからも訪れることが可能。
幻想郷の常識を持っていれば幻想郷側の神社へ、そうでなければ外の世界側の神社へ辿り着く事になる。
  • 立地
幻想郷の東端の山奥に東を向いて建っており、神社の裏からは幻想郷を一望する事ができる。
神社裏には小さな池が、また入り口には長い階段が、付近に倉庫も建っている。
また、幻想郷随一の桜の名所であり、境内には臥龍梅など様々な木が生えている。
神社裏から少し歩いた場所に、水楢の巨木(三月精の家)がある。
博麗神社の境内(すなわち博麗大結界の神社部分)は元々神社が建つ前から、大木(前述した水楢の巨木を含む)に囲まれて形成されている特別な場所で、そこに人為的に森を造り神社を建てたらしい。
幻想郷、外の世界どちらの人里からも離れた場所にあるが、外の世界では西の方にビルの建ち並ぶ街が見える。
Q.博麗神社はどこにありますか?
A.正月は私もよく行きますが、その場所は秘密だそうです。ほんとに誰も居ません。
  (中略)
  間違っても、私の自宅の方に実際に押しかけないで下さい(^^;
(紅魔郷マニュアル)
  • 幻想郷側の神社
博麗の巫女である博麗霊夢が一人で住んでいる。神社の大半は住居スペースで、神社部分は小さい。
妖怪退治を神社の御利益としているが、参拝客を呼ぶために霊夢が気分で変えてしまう事もしばしば。
神社に何が祀られているかは霊夢本人も知らない。霊夢が戦闘時使っている陰陽玉がご神体らしい。
なぜか神棚が神社内に備え付けられており、そこに外からお供え物が来る。
境内に守矢神社の分社が小さく建てられている。幻想郷の神社は博麗神社と守矢神社の二つのみである。
外の世界と幻想郷の境にあるため、よく外の物が流れ着く。
境内では殆どの結界が効力を失う。また、境内と幻想郷では月の見え方が異なる。
何度か建て替えられている。
  • 外の世界側の神社
博麗大結界以前の頃は、とても機能しているとは思えないほど、小さく色褪せた神社だったらしい。
博麗大結界が張られて以来、無人になり、名前さえも忘れられ、ずっと放置されていると言われる。
しかし、祭りで人が賑わうこともあるようで、お供え物をしに来る人も少なからず居る。

博麗大結界

明治十八年(1885年)に幻想郷に張られた、論理的な境界を持つ大結界。
「非常識」と「常識」を分ける結界で、幻想郷の中を「非常識の内側」と定義し、
外の世界の幻想を否定する力を逆に利用して幻想郷を保つ。
人間はもちろん、強力な妖怪でも自由に行き来できない程強い境界を有しており、
これによって幻想郷は外の世界から、物理的には陸続きのまま、隔離されている。
結界の向こう側の定義と矛盾する事物は通り抜ける事ができず、絶滅し幻想入りした動物を外に逃がす、等という事は不可能。
博麗神社の巫女である博麗霊夢がこの結界を管理している。

幻と実体の境界

今から約500年前に幻想郷に創られた境界。論理的に外の世界を「実体の世界」、幻想郷の中を「幻の世界」と定義する。
妖怪を呼び込む効果(外国含む)、
外の世界で幻想になった物を幻想郷へ神隠し(結界越え)させる効果がある。
八雲紫が発案・実行した「妖怪拡張計画」によるもので、外の世界から幻想郷に妖怪がやって来る程幻想郷での妖怪の力が強まる。
現在も効力がある。

妖怪

超常的な、説明のつかない奇怪な現象に対して、アブダクションによって導き出された、その現象の原因となる生物のような特異な存在。
その大半は夜に活動し、人間を襲う存在とされるが、種類は様々で、獣の姿をしたものや、人に近いもの、どちらとも形容しがたいもの、人間より知能の高いもの、殆ど一つのことしか能がないもの、群れをなしているもの、人に害を与えるもの福を与えるもの等とその生態は一概に説明しきれない。
大体の妖怪は人のように年を取ることで肉体が朽ちていく事はなく、怪異を起こし、それを自分がやったのだと人間に認められることを活力としている。そのため、人間と対比して、妖怪は精神的な存在であるとされる。
その妖怪が起こすとされた怪異が別の事で説明された時、或いはその妖怪の存在が完全に忘れ去られた時、その妖怪は存在意義を失い自然消滅する/死ぬ。(幻想化する。)
つまり、妖怪が存在するためには人間が不可欠である。
若い妖怪程、活動が活発な傾向がある。
昔の日本に多く生息しており、昔の人々は不都合な事や不思議な事が起きれば既存の妖怪の所為にして、
それにより妖怪達は成長や変化を繰り返した。
人の文化の進歩と共に様々な妖怪が生まれ消えて行っていたが、
人口の増加によって人妖のバランスが崩れた事や、科学的考察を至上とする考えが広まり、
超常的な、説明のつかない奇怪な現象に対しても科学的な原因をアブダクションする様になったため、
現在の日本で妖怪の存在は殆ど確認されなくなっている。
ただ、理不尽さを自己完結させるために作り出される妖怪(睡魔、妖怪リモコン隠し、等)や、元々意図的に作られた妖怪など、
架空である事を認められている妖怪が生まれる事はある。これらは内容やイメージがハッキリしないために、自我が形成できずに生まれてすぐ消える。
また、古参妖怪の中には、僅かだが外で今尚暮らしている者も居る。
  • 幻想郷の妖怪
幻想郷に居る妖怪の大半は、外で幻想化し幻想入りしてきた者である。
博麗大結界の効果によって、「外で妖怪が否定される」事そのものが存在意義になり、ハッキリとした実体的な存在になっている。
また、人間の想像やイメージに束縛される事も無くなったため、各々の意思で独自的な進化を遂げる様になり、多様化した。
ただ、幻想郷内でも存在意義が真っ向から否定されるか、完全に忘れ去られる事があれば自然消滅する可能性もある。
幻想郷の妖怪も外の妖怪同様人を襲うとされるが、幻想郷の人妖のパワーバランスを保つため、襲うとしても無闇に人を殺める事はなく、スペルカードルールに則った決闘を行う。
人食性の妖怪には、食べても良いとされる外の人間(死ぬ価値の無い人間、例えば自殺者等)が供給されている。
人里に遊びに来る妖怪もおり、特に酒の飲める店なら人妖入り交じって盛り上がる事も日常茶飯事である。


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最終更新:2022年06月19日 00:32